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カワサキの2019年モデル ニンジャZX-10Rシリーズ、国内発売日が決定。3月1日に3車種リリース

2019年02月15日 07:11  AUTOSPORT web

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カワサキ ニンジャZX-10RR(ライムグリーン)
カワサキモータースジャパンは2月15日、モデルチェンジしたNinja ZX-10Rシリーズの3車種、Ninja ZX-10RR(ニンジャZX-10RR)、Ninja ZX-10R KRT EDITION(ニンジャZX-10R KRTエディション)、Ninja ZX-10R SE(ニンジャZX-10R SE)の発売日を明らかにした。3車種すべて、3月1日より販売がスタートする。

 ニンジャZX-10RR、ニンジャZX-10R、ニンジャZX-10R SEは2018年9月、川崎重工によってモデルチェンジすることが発表された。カワサキのニンジャZX-10RRといえば、市販車ベース車両によって争われる二輪ロードレースの最高峰、スーパーバイク世界選手権(SBK)で4連覇を成し遂げているジョナサン・レイが駆るチャンピオンマシンだ。

 9月2日には全日本ロードレース選手権第7戦が開催された大分県のオートポリスで、レイが新型ニンジャZX-10RRのデモランを行い、実車がお披露目されている。

 3車種それぞれの特性を整理すると、ニンジャZX-10R KRTエディションはベースとなるモデルだ。一方、ニンジャZX-10RRはサーキット走行に特化したシングルシートモデルで、世界限定500台のみの生産。シリアルナンバーがプレートに刻まれる。

 カワサキの電子制御サスペンション、カワサキ・エレクトロニック・コントロール・サスペンション(KECS)を搭載するニンジャZX-10R SEは、ニンジャZX-10Rの上級モデルである。

 今回のモデルチェンジではエンジンが刷新。3車種にフィンガーフォロワーロッカーアームが採用されたほか、これまでニンジャZX-10RRのみに採用されていたハイリフトカムシャフト対応シリンダーヘッドが、ほか2車種にも装備された。最高出力はニンジャZX-10RRが204馬力、ニンジャZX-10R KRTエディション、ニンジャZX-10R SEが203馬力を発生する。

 ニンジャZX-10RRにはチタニウム製コネクティングロッドが採用されており、これによってレブリミットが向上。それが、ニンジャZX-10Rとの差1馬力を生んでいるということだ。さらにチタニウム製コネクティングロッドがハンドリングにもたらすメリットを最大限に活かすため、ニンジャZX-10RRのみ、前後のサスペンションのセッティングが変更されている。

 また、シフトアップとダウン両方に対応するカワサキ・クイック・シフター(KQS)が3車種すべてに搭載された。ニンジャZX-10RRとニンジャZX-10R SEには、マルケジーニ社製の鋳造ホイールが採用されている。

 ニンジャZX-10R SEのみの変更点としては、傷を自己修復する特殊コーティング塗装、ハイリーデュラブルペイントが施されている。

 カラーリングは、ニンジャZX-10RRがライムグリーン、ニンジャZX-10R KRTエディションがライムグリーン×エボニー、ニンジャZX-10R SEがメタリックカーボングレー×メタリックフラットプラチナグレー。

 メーカー希望小売価格はすべて消費税込みで、ニンジャZX-10RRが292万6800円、ニンジャZX-10R KRTエディションが206万2800円、ニンジャZX-10R SEが265万6800円となっている。