セパンサーキットを走るKONDO RACINGのニッサンGT-RニスモGT500。2日連続でのトップタイムとなった。 マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでGT500クラス10台、GT300クラス3台のマシンが参加しているミシュラン主催のスーパーGTウインターテストは、2月14日に走行2日目を迎えた。気温35度(日向で計測)と初日に比べればやや気温は下がったものの、午前3時間、午後5時間5分という長時間のテストが行われた。
セパンでのウインターテストは、初日から5時間40分と非常に長い時間のテストとなっているが、走行2日目となるこの日は朝方こそ雲が出ていたため、かなり涼しさを感じるコンディションだったものの、走行が始まると日射しが出て、初日同様の暑さとなった。
参加したマシン、メンバーは初日とほぼ変わらずとなったが、午前9時にスタートしたセッションでは、開始から30分過ぎに佐々木大樹がドライブしていたTEAM IMPULの12号車GT-Rが、トラブルが起きたかターン6でグラベルにストップし、赤旗中断となった。
車両回収後セッションは再開され、その後は大きなアクシデント等はなし。各チームともメニューをこなしていき、12時にチェッカーを迎えた。トップタイムをマークしたのは、前日に続きKONDO RACINGの24号車ニッサンGT-RニスモGT500。62周をこなし、1分49秒328をマークしている。2番手にはニッサン開発車の230号車が続き、64周を走り1分49秒751を記録した。
3番手につけたのは、AUTOBACS RACING TEAM AGURIの8号車ホンダNSX-GT。51周を走り1分49秒792をマーク。4番手は1分50秒075をマークしたLEXUS TEAM WedsSport BANDOHの19号車LC500、5番手は1分50秒231をマークしたNAKAJIMA Racingの64号車NSX-GTとなった。
午後はロングランを行うチームも多かったが、開始から1時間ほどしたところで、aprのトヨタ・プリウスPHV GRスポーツが最終コーナー付近でスローダウン。ただ、スタッフが手押しでピットに戻したため、赤旗は出ずそのままセッションが続いた。
終盤5分延長された午後のセッションは、85周を走り1分50秒627をマークしたKONDO RACINGの24号車ニッサンGT-RニスモGT500がまたもトップタイム。119周をこなした230号車GT-Rが1分50秒729をマークし2番手につけた。なお、230号車は午前はフレデリック・マコウィッキ、午後は平手晃平と3号車のふたりも乗り込んでいる。
3番手につけたのは1分50秒875をマークし119周を走ったTEAM IMPULの12号車GT-Rと、ニッサン勢がベストタイムではトップ3を占めている。4番手はレクサス開発車の093号車が1分51秒141で続いた。ホンダ開発車の99号車は1分51秒389をマークしている。
GT300クラスは前日に続き3台が走行しているが、午前、午後ともにModulo Drago CORSEの34号車ホンダNSX GT3エボがトップタイムをマーク。aprのトヨタ・プリウスPHV GRスポーツも2日目に入りタイムを上げはじめた。午後のスローダウンもトラブルではないという。
スーパーGTセパンウインターテストは、2月15日はメンテナンス日のため、走行はなし。2月16~17日の2日間、ふたたび走行が行われる。後半はメーカーによっては前半と異なるドライバーが乗り込む予定だ。