1977、1983、1994年のル・マン24時間で計3回の総合優勝を飾ったハーレイ・ヘイウッドが2019年6月15~16日に開催される第87回大会のグランドマーシャルに指名された。
ACOフランス西部自動車クラブは2月11日、ヘイウッドのグランドマーシャル就任を第1弾暫定エントリーリストとともに発表。通算13回のル・マン挑戦のなかで、3度いずれもポルシェのマシンで栄冠を勝ち取った伝説のドライバーが土曜の15時に、スタート台でフランス国旗を振り下ろす役目を果たすこととなった。
史上もっとも成功したスポーツカードライバーのひとりであると考えられるヘイウッドはル・マンだけでなく、母国アメリカで行われるデイトナ24時間でも通算5勝あげている。また、セブリング12時間でも2度表彰台の頂点に立っており、まさにスポーツカーレース界のレジェンドといえる存在だ。
そんなヘイウッドは1977年にともに優勝を分かち合い、昨年のル・マンでグランドマーシャルを務めたジャッキー・イクスの後を受けるかたちで第87回大会の大役を務める。なお、アメリカ人によるトリコロールのスタート振動は2017年にF1のボス、チェイス・キャリーが担当して以来、2年ぶりとなる。