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VW『ゴルフ』と『up!』の”GTI限定車”が復活。パワーアップして再登場

2019年02月14日 10:41  AUTOSPORT web

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再びの登場となった6速MTの『up! GTI』
フォルクスワーゲンの誇る高性能ホットハッチの代名詞“GT”"が、ふたたびフルラインアップとなって復活。今回は特別仕様車として『up! GTI』と『Golf GTI Performance』が設定され、それぞれに新たなアイテムが加えられた魅力的な仕様に進化して2月13日から発売開始となっている。

 1976年にドイツ本国で初代『ゴルフGTI』が登場して以来、スポーツ性能に加えて日常での使い勝手を両立させてきたGTIシリーズは、日本市場でも高性能ハッチバックとして高い支持を集めてきた。

 そのGTIは長年にわたり主力モデルの『ゴルフ』と、その弟分である『ポロ』にはカタログモデルがラインアップされてきたものの、現行車種の末弟となる『up!』には不在の状況が続いてきた。

 そして2018年に待望の登場となった『up! GTI』は、標準車のロボタイズドMTではなく純然たるマニュアルトランスミッション専用車として設定され、600台の限定車として発売。コンパクトなボディサイズにスポーツチューンされた機敏な足回りなどが高く評価され、瞬く間に完売となっていた。

 その『up!』にふたたび登場するGTIは、昨年の装備に加えて新たにリヤビューカメラやプレミアムサウンドシステム“beats sound system”を採用し、安全性と快適性を向上させたほか、エクステリアカラーにも新たにタングステンシルバーメタリックを採用するなど、より魅力的な構成となっている。

 その他、主要コンポーネントは前回の『up! GTI』とほぼ同等とされ、116PS/200Nmの1リッター直列3気筒直噴ターボの1.0TSIと6速MTは不変。

 ダイナミックな走りを連想させる専用17インチアルミホイールやスポーツサスペンション、レッドのブレーキキャリパーを備えるGTI専用エクステリアや、純正インフォテイメントシステム"Composition Phone"を含め、タータンチェックのシート柄などインテリアもGTI伝統のしつらえとなっている。

 一方の『Golf GTI Performance』は、通常モデルの『ゴルフGTI』にさらなるスポーツチューンが施されたモデルとなり、専用設定の足回りや高出力版のエンジンが人気を集め2017年10月に500台限定で導入されるとこちらも一瞬でソールドアウトとなっていた。

 そのサスペンションやエンジンの構成はそのままに、今回の『Golf GTI Performance』では専用19インチアルミホイールのデザインを一新。視覚的に"特別なGTI"を訴えかけるモデルとされている。

 心臓部にはベースモデルより15PSの出力アップを果たした245PS(370Nm)の2リッター直列4気筒TSIエンジンを搭載。こちらもベースの6速DSGに代わって7速DSGが採用され、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロック、大径ブレーキディスクなども採用することで「走る・曲がる・止まる」すべてに磨きをかけた本格スポーツモデルとなっている。

 また機能面でも純正インフォテイメントシステム"Discover Pro"やアダプティブシャシーコントロールの"DCC"、デジタルメータークラスター"Active Info Display"を含むテクノロジーパッケージを標準装備。

 特別専用色のダークアイアンブルーメタリックや、インテリアにスポーティなファブリック&マイクロフリースの専用シートトリムを採用し、一味違った"GTI"へと差別化が図られている。

 双方ともに新たなアイテムが加えられたGTIファミリーは、これで『ポロGTI』を含めた3モデルがそろうことになり、価格は『up! GTI』が229万9000円。『Golf GTI Performance』が465万9000円となっている。
フォルクスワーゲン カスタマーセンター:0120-993-199