ヨーロッパを拠点に、ランボルギーニ・スーパートロフェオ等に参戦しながらGTカーレースを志している笠井崇志が、2019年はブランパンGTアジア等で活躍している強豪FFFレーシングチームに移籍し、スーパートロフェオ・ミドルイーストとスーパートロフェオ・アジアを転戦することになった。
三重県出身の笠井は、レーシングカートからイタリアのFIA-F4等を経て、スポーツカーレース参戦を志しており、2018年はビンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)に加入。ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパに参戦し、プロ-アマクラスのタイトルを争った。
そんな笠井はまだ学生だが、2019年は本格的なステップを踏むべく、強豪FFFレーシングチームに移籍することになった。参戦するのは、中東で開催されているランボルギーニ・スーパートロフェオ・ミドルイースト、そしてアジア各国を転戦するスーパートロフェオ・アジアだ。
先に開幕するのはスーパートロフェオ・ミドルイーストで、こちらはプロドライバー同士が戦うクラスの参戦。2月15~16日にドバイ・オートドロームで開幕。翌週にはアブダビで第2ラウンドが開催され、2ラウンド6レースで争われる。ラウンド数が少ないため、上位フィニッシュも可能なはずだ。
さらに笠井は、4月6~7日にマレーシアのセパンサーキットで開幕するスーパートロフェオ・アジアにも参戦する。最終戦はスペインのヘレスで開催され、スーパートロフェオ・ワールドファイナルにも参戦予定だという。そして期待したいのは、スーパートロフェオ・アジアには鈴鹿と富士でレースがあることだ。日本のファンにとって、初めて笠井の走りを観られるチャンスとなる。
2020年に向けてさらなるステップアップを狙う笠井は、今季スーパートロフェオのふたつのシリーズで勝利とタイトルを狙っていく。ヨーロッパやアジアのチームからも高評価を得ているだけに、今季は期待のシーズンとなりそうだ。