メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、メルセデスとフェラーリの指針の大きな違いのひとつは、メルセデスは2位になってもその結果を受け入れられることだと述べている。
「我々が勝つことに対して謙虚であることは、このメルセデスチームのDNAの一部なのだ」とウォルフは説明した。
「我々は勝てて当然とは考えていない。勝つ資格があるとは思っていないのだ。主なライバルたち(フェラーリとレッドブル)は非常に強力なチームであり、コース上でのすべての要素が大きな挑戦となる」
「だから謙虚と慎みを持ったアプローチを取ることは、非常に重要だと私は考えている。 実際のところは対照的で、我々は毎週末のレースに臨むにあたって勝利が必須だとは考えていない」
「我々が2位に終わることもあるだろうが、ベストを尽くしたうえで、それが我々にとってのベストであるのなら、2位という結果のために最大限の努力をしたということだ。そういうことであれば、2位でも私は気にしない」
「それがフェラーリとの大きな違いだと思う。彼らには、優勝だけが受け入れられる結果だという気質があるようだ。彼らは優勝しなければならない。そして2位という結果は、たとえ彼らがベストを尽くしていたとしても失敗なのだ」