2月9日(土)、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはFIAより科せられた社会奉仕活動に臨み、ジュネーブでインターナショナル・スチュワード・プログラムに参加した。
フェルスタッペンは、2018年のブラジルGPでトップを走行中にエステバン・オコン(当時レーシング・ポイント・フォース・インディア)と接触し、優勝を逃した。レース後、怒りの収まらないフェルスタッペンは体重計測の場でオコンを突き飛ばしたが、この行為が“スポーツマンシップに反している”として、FIAから2日間の社会奉仕活動を命じられていた。
その1日目では、1月に開催されたABBフォーミュラE選手権シーズン5(2018/19年)の第3戦マラケシュE-Prixにおいて、彼はオブザーバーとして同シリーズのスチュワードとともに1日を過ごした。
今回フェルスタッペンは、ジュネーブで様々な分野のモータースポーツのスチュワードと交流する機会を得た。また、BMWのモータースポーツ責任者であるイェンス・マルクアルトや、世界ツーリングカー選手権のチャンピオンであるアンディ・プリオールといった参加者を含むパネルディスカッションで議論にも参加した。
ここでは様々なグループが、意志決定の手順や結果の判定、ペナルティと上訴への対処、レースインシデントを含む関連行動指針などといった審判業務の実務的側面について討論を行った。
「僕たちはコース上で自分たちの仕事をしていて、ベストを尽くそうとしている。そしてスチュワードも、公平な決定を下すための最善の道を模索しようと仕事をしている」とフェルスタッペンは語った。
「今日は僕にとって非常に良いレッスンになったし、多くのことを学んだ。マラケシュでもここでもね。マラケシュは楽しかったし、スチュワードについてよく理解することができた」
「このイベントにも参加できてよかったと思う」