120Ahの新型バッテリーを搭載し、最大航続距離で466kmを達成した『BMW i3』 BMWが「大都市における持続可能なモビリティ」を提唱するサブ・ブランド“BMW i”の電気自動車として、2014年4月に登場した『BMW i3』に、約30%容量を拡大した、120Ahの新型バッテリーを搭載し、最大航続距離で466kmを達成した進化版『BMW i3新型バッテリー(120Ah)』が登場。EV需要拡大に対応すべく“BMW i”の販売ネットワークも強化し、2月6日より発売が開始されている。
その誕生以来「設計から生産、販売に至るまで持続可能なモビリティを実現する」というコンセプトのもと、量産車として初めてCFRP(カーボン・ファイバー強化樹脂)を基本骨格に採用するなど、徹底的な軽量化をはじめとした革新的な手法を多数採用する『BMW i3』が、登場から5年を経てふたたびのアップデートを受け、生命線となるバッテリー容量をさらに拡大した。
従来より約30%も容量を拡大した新型リチウムイオン・バッテリーを搭載し、総電力量は33kWhから42kWhに増加。1回の充電走行可能距離は新燃料消費率基準であるWLTCモードで360km、さらに直列2気筒の発電用エンジンを搭載するレンジ・エクステンダー装備車では466km(欧州参考値)を達成し、都市型モビリティとしての実用性をより高めている。
駆動を司る電気モーターは最大出力125kW(170PS)、最大トルク250Nmを発生し、時速100kmまで7.3秒で加速するなど、リヤドライブのBMWらしいスポーティーな走りを実現している。
また『BMW i3新型バッテリー(120Ah)』にはインテリア・デザイン・オプションとして、標準装備のクールで洗練された印象の“ATELIER(アトリエ)”に加え、モダンでナチュラルな“LODGE(ロッジ)”、上質かつ高級感あふれる“SUITE(スイート)”の3つをラインアップ。
今回スイートでは新たにダーク・トリュフ/カーボン・ブラックのヴァーネスカ・レザーがシートとダッシュボードに採用され、より高級感を演出する色合いに進化。美しい曲線に仕上げられたオーク材のインテリア・トリムとの組み合わせにより、上質かつ高級感あふれる室内空間となっている。
その他、公共充電サービスを12カ月間無料で利用可能な“ChargeNow(チャージナウ)”をBMW iモデルを購入したユーザーに提供する。
CHAdeMO(チャデモ)方式の急速充電に対応し、約50分で80%まで充電可能なため、外出時にも簡単に充電できるうえ、標準装備されている3.7kWの普通充電では約12時間で満充電となるなど、日常でのEVユースの不安を解消し大きく利便性向上が図られている。
また、従来に引き続き新車登録から8年、走行距離10万km以内で必要に応じたバッテリー修理が無償で提供されるほか、3年間は主要項目のメインテナンスなどを無償化するBMW iサービス・インクルーシブを全車標準装備とすることで、長期保有可能なサービスも完備されている。
日本市場では全車右ハンドル仕様となる『BMW i3新型バッテリー(120Ah)』は、ピュアEV仕様が543万円。レンジエクステンダー車が592万円となっている。
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