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世界ラリークロス:グロンホルム率いるGRX、2019年もヒュンダイi20で参戦。息子ニクラスも継続起用

2019年02月12日 12:11  AUTOSPORT web

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2019年、GRXタネコは3台体制で世界ラリークロス選手権に参戦する
2度のWRC世界ラリー選手権チャンピオンであるマーカス・グロンホルム率いるGRXは、3台のヒュンダイi20スーパーカーで2019年のWorldRX世界ラリークロス選手権に参戦する。

 グロンホルム率いるGRXはロシアの石油企業『TANECO(タネコ)』をタイトルスポンサーに迎えて2018年のWorldRXに参戦。独自に開発してきたi20スーパーカーのデビューイヤーながらワークスサポートを受けるチームに続くシリーズランキング4位を獲得してみせた。

 チームは2019年もGRXタネコとして継続参戦。ニクラス・グロンホルムとティミー・ティミジヤノフをレギュラードライバーとして起用するほか、いくつかのラウンドでは開発ドライバーのレイニン・ニティッシュも招集して3台体制を構築する。

 チームプリンシパルのマーカス・グロンホルムは「新型マシンのデビューイヤーは厳しい戦いになると思っていたが、2018年シーズンは想像以上の好成績を収めることができた。オフシーズンの間もi20スーパーカーの改良を続けていて、2019年は新たなステップを踏み出せるはずだ」と期待を示す。

「このプロジェクトを長期的な視点で捉えていて、チームのコアメンバー、ドライバーラインアップを維持できることは喜ぶべきことだし、これでチャンピオン争いを優位に戦えるはずだよ」

 マーカス・グロンホルムの息子であるニクラスは「同じマシンを使ってシリーズを戦うのは今回が初めてなんだ。マシンへの知識が豊富な状態で戦えるのはうれしいことだ」と語っている。

「マシンのベースパフォーマンスは充分だから、あとコンマ数秒を削れるようなアップデートを施してきた。シーズン開幕まであとわずかだし、初開催となるアブダビでの初戦が待ち遠しいよ」

 2019年シーズンのWorldRXは4月5~6日の第1戦アブダビで開幕し、11月9~10日の最終戦南アフリカまでの全10戦で争われる。