世界共通規則で争われ、世界一のMX-5使いを決めるワンメイクレースの日本版、『グローバルMX-5カップ・ジャパン』で使用できるレンタルカーが登場した。
日本ではロードスターとして親しまれているMX-5。そんなマツダが誇るライトウエイトスポーツを使ったワンメイクレースがグローバルMX-5カップだ。
このシリーズは2016年にアメリカでスタート。完全なイコールコンディションであることや高額の賞金が話題となり、多くの新人、若手ドライバーが参戦する登竜門的地位を築いている。
また、シーズン終盤には各国から選抜されたドライバーが一堂に会し、世界最速のMX-5使いを決める世界一決定戦も行われるのも特徴だ。
2017年からは、アメリカのフォーマットを踏襲する形で日本でもシリーズがスタート。イコールコンディションによって毎戦激しいバトルが展開しており、初年度は山野哲也が、2018年は堤優威がシリーズチャンピオンに輝いた。
参戦への敷居も低いグローバルMX-5カップ・ジャパンだが、そのなかでもネックとなるのが参戦車両の購入費。新車では約800万程度が必要となり、ここにエントリー費用や移動費、メンテンス費などが加わってくる。
今回スタートしたレンタルシステムでは、マシンを年間220万円(税別)で借りることが可能。車両自体は中古だが、キャロッセによるメンテナンスが施されているほか、トランスミッションなどは新品に換装されているので安心だ。
2019年からは車両規則が変更され、使用できる油脂類が自由となるほか、ブレーキパッドの選択肢も拡大。さらにこれまでは封印されていたトランスミッションもチームでのメンテナンスが可能となるので、ランニングコストも抑えることができる。
別途、エントリー費用などは必要ではあるものの、車両の購入費を抑えられることで、より参戦の敷居が下がることは間違いない。シリーズへの挑戦を検討している方はグローバルMX-5カップ・ジャパンの公式サイトをチェックしよう。