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大倉忠義&成田凌が初共演 水城せとな原作の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』

2019年02月12日 11:10  CINRA.NET

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大倉忠義、成田凌 ©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
映画『窮鼠はチーズの夢を見る』が2020年に全国公開される。

『窮鼠はチーズの夢を見る』は、水城せとなの漫画『窮鼠はチーズの夢を見る』と『俎上の鯉は二度跳ねる』をもとにした作品。不倫を繰り返してきた広告代理店に務める大伴恭一と、恭一の前に浮気調査員として現れる大学の後輩・今ヶ瀬渉の関係を描いたもので、妻に不倫の事実を隠す条件として「カラダと引き換えに」と提案する今ヶ瀬に戸惑う恭一が、7年間一途に想い続けてきたという今ヶ瀬のアプローチに振り回されながらも、徐々に今ヶ瀬と過ごす時間を心地よく感じ始めるというあらすじだ。

受け身の恋愛ばかり繰り返してきた主人公・恭一役を演じるのは大倉忠義。恭一への想いに葛藤する今ヶ瀬役を成田凌が演じる。メガホンを取ったのは『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』の行定勲。

単独主演を務める大倉忠義は、「成田さんと初めて共演させていただきますが、お互いすんなり入っていけそうな気がして楽しみです。人が人を好きになるということに境界線はないということを、この映画を通じて感じてもらうきっかけになればと思います」とコメントしている。

■大倉忠義のコメント
素直に、とてもピュアなラブストーリーだと思いました。もちろん衝撃を受けましたが、恋に落ちるきっかけというのは、誰にも分からないものだなと。行定組でのお芝居は大きなプレッシャーがありますが、とても贅沢な時間だと思うので、堪能したいと思います。成田さんと初めて共演させていただきますが、お互いすんなり入っていけそうな気がして楽しみです。人が人を好きになるということに境界線はないということを、この映画を通じて感じてもらうきっかけになればと思います。

■成田凌のコメント
セリフの一言一言がとても繊細で、どう表現していくか、とてもやりがいがある作品だと感じました。
現場に入り、大倉さんと対峙しないと見えてこない感情はきっとあると思いますが、今ヶ瀬という役に自分がどう寄り添えるか、今から胸が膨らみますし、心のスイッチが入りました。きっと、誰にとっても共感してもらえる恋愛が描けると思います。行定組の一員として、丁寧に一生懸命に作っていくので、観て頂く方それぞれが自由に楽しんでもらえたら嬉しいです。

■行定勲監督のコメント
男と男の性愛を区別することなくリベラルに描く原作の在り方と、深い共感を得るセリフの素晴らしさに感銘を受けました。
マイノリティの人が受ける社会の偏見や苦悩に焦点を当てるだけでなく、人と人がぶつかり合う激しくも切ない個人の物語に惹かれ映画化を切望しました。これは、人を受け入れることについての映画になると思います。大倉忠義と成田凌は、私が撮りたいと思っていた俳優たちです。私の新たな恋愛映画への挑戦は、二人の持つ男の繊細さと色気で今までにない映画に昇華されることを確信しています。私はラブストーリーをいくつも作ってきましたが、これまでとは違う新しい愛のカタチに期待してください。