2月7日、トヨタ自動車は2019年のモータースポーツ活動計画について発表し、スーパーGT GT500クラスに参戦するドライバーラインアップを公開した。LEXUS TEAM SARDは今季、ヘイキ・コバライネンのパートナーとして中山雄一を起用することになったが、GT500初参戦となった中山に、その意気込みを聞いた。
2014年から16年まではスーパーフォーミュラに参戦する一方、スーパーGTでは2015年からaprのトヨタ・プリウスGTを駆りフル参戦を開始。2017年からはLM corsa/K-tunes racing LM corsaに移籍し、これまで7勝。毎年のようにタイトル争いに絡んでいる。
意外に思われる人も多いかもしれないが、中山はGT500フル参戦はLEXUS TEAM SARDに加入して迎える2019年が初だ。「GT500自体は3年くらい前にマレーシアでのテストに参加したときにドライブしたのですが、そのときはレギュラーになれるほどのパフォーマンスを示すことができず、チャンスを掴めませんでした」と中山。今年は目標を叶えたことになる。
■コバライネンとの関係も良好。その秘訣は趣味!? GT500デビューイヤーに向けて、相方となるのは2016年のGT500チャンピオンで、F1での優勝経験ももつヘイキ・コバライネンだ。スーパーGTでの戦いも2019年で5年目。すでに多くの経験をもち、LEXUS TEAM SARDにとっても不動のエースの印象も強い。「言わずと知れた元F1ドライバーですし、レーシングドライバーとしてのレベルはすごく高いです」と中山はコバライネンについて語った。