2月9日、日産自動車/ニスモは2019年のモータースポーツ活動計画発表会を行い、その中でスーパーGT GT500クラスの体制を明らかにした。その中でも特に大きな注目を集めたのは、NDDP RACING with B-MAXの3号車だった。
既報の通り、2019年は監督、ドライバーラインアップが大きく変更となったNDDP RACING with B-MAX。監督には、昨年までのニッサン系チームの総監督を務めていた田中利和が就任し、ドライバーは平手晃平とフレデリック・マコウィッキという顔ぶれとなった。
17年にわたりトヨタのドライバーとして活躍してきた平手だが、今年から新たにニッサン陣営に加入。この移籍に驚いた人も多いだろうが、平手自身はすでにニッサンの雰囲気に馴染んでいるようだ。
「昨年まで17年間トヨタにいまして、今年からニッサンでお世話になります」
「フォーミュラニッポン時代に星野さんのチームで4年間走っているので、当時からニッサンの雰囲気を感じていました。(フォーミュラ繋がりで)トヨタ時代もニッサンファンの方から声をかけていただきました。当時はどう反応すればいのかわかりませんでしたが、今年からは自信を持ってお応えします」
チームメイトとなるマコウィッキは、2013年と2014年にスーパーGTに参戦しており、5年ぶりの日本復帰となる。本人もスーパーGTでレースをすることを熱望していたようで、ベストを尽くしたいと語った。
「ニッサンに加わることに誇りを感じていますし、ベストを尽くします」
「まずはファンの方々あってこそなので、感謝をお伝えしたいです。僕たちはベスト尽くすので、よろしくお願いします」
そして田中監督も、平手やマコウィッキにならって自身を“移籍組”と称し、成長途上にあるチームでの優勝を目指すと語った。
「私自身も移籍組です。新しい役割として、3号車の監督を務めることになりました」
「3号車はニッサンの4台の中で一番末っ子のチームなので、これから成長していけるチームです。頼もしいふたりのドライバーと共に1年かけて成長していって、星野(一義)さんに気を使いつつ1勝は挙げたいなと思います」
「1年間全力で戦っていきたいと思います。ベストを尽くして頑張りますので、応援よろしくお願いします」