日産自動車/ニスモは2月9日、神奈川県横浜市の日産グローバル本社ギャラリー内のホールで2019年モータースポーツ活動計画発表会を行い、カスタマーレーシングGT3プログラムについて発表した。今季もニッサンGT-RニスモGT3でさまざまなレースに挑戦するほか、エンジン供給などの活動を行う。
日本車初のGT3カーとして、世界各国で華々しい成績を残してきたニッサンGT-RニスモGT3は、今季もカスタマーレーシングプログラムとして、さまざまなカテゴリーに参戦することになった。
国内では、既報のとおりスーパーGT GT300クラスに、GT3オフィシャルパートナーチームであるGAINERから2台、KONDO RACINGから1台の2018年モデルが参戦する。また、TOMEI SPORTSと新規参戦のX WORKSが18年モデルで、NILZZ Racingが15年モデルで参戦と、合計6台がそろうことになった。
なおスーパーGTでは、NILZZ Racingの車名が『植毛 GO&FUN GT-R』として田中勝輝と飯田太陽がドライブ、TOMEI SPORTSは『RUNUP RIVAUX GT-R』と18年と同じ車名で、田中篤がドライバーとして決まっている。
またピレリスーパー耐久シリーズではST-XクラスにGTNET MOTOR SPORTSとMP Racingの2台が参戦する。GTNET MOTOR SPORTSは浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗というチャンピオントリオが、MP RacingはJoe Shindo、柴田優作のドライブが発表された。
一方海外では、すでにオーストラリアのバサーストで第1戦が行われたインターコンチネンタルGTチャレンジに、KCMGが2台のニッサンGT-RニスモGT3を投入。ここには千代勝正が全戦、そしてスーパーGTと重複していないラウンドには松田次生が参戦する。
さらにニュルブルクリンク24時間には、すでに発表されているとおりKONDO RACINGが松田次生/高星明誠/藤井誠暢/トム・コロネルというトリオで参戦するが、これに加えてKCMGの2台の参戦が決定。エドアルド・リベラティ/ジョシュ・バードン/フィリップ・ウラジックの3名が決まっている。
ニッサン/ニスモでは、プロトタイプカー向けのエンジン供給も継続。北米のIMSAウェザーテックスポーツカー選手権では、コア・オートスポーツにVR38エンジンを供給するほか、世界各国で争われるLMP3カー向けにVK50エンジンを供給する。また、スーパー耐久ST-3クラスのフェアレディZへの技術支援、グラスルーツ支援なども継続する。