日本法規情報は2月7日、ホワイトデーに関するアンケートの結果を発表した。調査は2018年10~11月にネット上で実施し、男性290人と女性285人の計575人から回答を得た。
同社実施のバレンタイン調査によると、全体の4割が「職場でのバレンタインデー禁止」に賛成している。今回、職場における「ホワイトデーのお返しは必要か」を聞くと、ほぼ半数が「必要ない」(49%)と回答した。
必要派の9割は「職場コミュニケーション・マナー」と捉える
お返しが必要であると答えた理由を聞くと、「コミュニケーションの一環として重要だから」(39%)が最も多く、次いで「社交辞令やマナーとして重要だから」(34%)となった。以降、「感謝の気持ちを伝えたいから」(19%)、「イベントとして楽しいから」(5%)と続く。
「コミュニケーションの一環」「社交辞令やマナー」「感謝の気持ちを伝えたい」の3項目の合計は92%。9割以上の人が職場でのコミュニケーション・マナーとしての役割を担っていると認識していることがわかった。
一方、不要と回答した人に聞くと、「お返しするかしないかは個人の自由だから」(41%)が最多。以降、「面倒だから」(19%)、「バレンタインのチョコは相手のただの好意であるから」(10%)と続く。
「変に好意を持ったり、持たれたりするのが嫌だから」(9%)や「そもそもホワイトデーを忘れているから」(7%)という人も1割程度いた。お返しは必要と回答した人とは対照的に、お返しは重要度が低いことがわかった。
ホワイトデーに関連するトラブルについて聞くと、「自他ともにない」が83%で最多。「身の回りでは聞いたことはある」が13%、「経験がある」が4%となった。同社はホワイトデーのお返しについて「意見が異なる」として、このことから、
「ホワイトデーのお返しをしないことによって、人間関係の悪化やハラスメントが発生する場合が考えられます」
とリスクを指摘している。