イム・スルレが監督を務めた同作は、五十嵐大介が雑誌『月刊アフタヌーン』で連載していた漫画『リトル・フォレスト』を韓国で映画化したもの。恋愛も就職も思い通りにならず、故郷に帰省したヘウォンが、幼なじみのジェハ、ウンスクと共に四季を過ごし、新たな自分の生き方を探していく、というあらすじだ。公開は5月17日。
ポスタービジュアルには「あなたどんな季節を生きていますか？」というキャッチコピーと共に、キム・テリ演じるヘウォン、リュ・ジュンヨル演じるジェハ、チン・ギジュ演じるウンスクの姿や「春夏秋冬」のイメージが写し出されている。
予告編では、帰省したヘウォンが床に寝そべる場面や、ヘウォンが新緑の野菜とチーズにエディブルフラワーを添えたパスタを頬張る様子、ヘウォン、ジェハ、ウンスクの3人が乾杯するシーン、自転車で走り出すヘウォンの「私は前とは少し違う春を準備しているところだ」というモノローグなどが確認できる。
今回の公開とあわせて原作者の五十嵐大介のコメントも到着した。
■五十嵐大介のコメント
今回、私が描いた『リトル・フォレスト』が、海を渡った韓国を舞台に映画として生まれ変わる事となり、とても嬉しいです。そして、ちょっとした縁も感じています。執筆中の当時、漫画のモデルとなった衣川村の友人たちが、エゴマの栽培と料理の研修のためにソウルと堤川市を訪れていたのです。帰ってきた友人たちから、研修中に食べた料理がいかに美味しかったかを延々と聞かされました。うらやましかった！漫画では地域に根ざした食べ物がテーマになっており、映画では韓国の食について描かれる事になります。とてもとても興味深く、楽しみにしています。
