2019年02月08日 10:01 リアルサウンド
現在公開中の映画『アクアマン』より本編映像が公開された。
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シリーズ最大のヒットを記録したアクション大作『ワイルド・スピード SKY MISSION』を手がけたジェームズ・ワンが監督を務めた本作は、世界68ヶ国で軒並みNo.1を獲得し、全世界興行収入がDC映画史上No.1を記録した。
公開された映像は、アクアマンと、海底帝国アトランティスの王オームとの壮絶な一騎打ちを収めたもの。映像に映し出される壮絶なバトルは、海中の覇者を決めるためのアクアマンとオームとの真っ向勝負。アクアマンを睨みつけるオームの目は激しい怒りに燃え、「我が父の武器は無敵の矛だ!」と大きくジャンプし渾身の一撃を加える。アクアマンもオームの怒りに全身で応えるように、会心の一撃を避けようともしない。激しくぶつかり合う矛と矛。水圧をものともせず、お互いの鋭い切っ先をすれすれで避けきる壮絶な2人のせめぎ合いが切り取られている。
この海中バトルシーンは、ワン監督が最も力を入れたシーンの1つ。ワン監督は「海中のバトルシーンは、この映画の監督を引き受けようと思ったきっかけでもあります。僕は従来とは別次元のバトルシーンを作り出したいと思ったのです。僕は今でも『マトリックス』を初めて観たときの自分の反応を覚えています。香港映画のような雰囲気を持ちながら、サイバー・パンクや、アルフレッド・ヒッチコック作品のような要素もあった。あの作品には特有の空気がありました。それを僕は表現したかったのです。だから、海中のバトルシーンでは皆がこれまでに観たこともない、ビジュアル的にビックリするようなバトルを披露したいと強く思ったのです」と語る。
アクアマンを演じたジェイソン・モモアは、このバトルシーンを実現するべく、撮影中に徹底した肉体作りを欠かさなかったという。モモアは「僕は毎日トレーニングしていたよ。少なくとも2時間はね。忙しい撮影の合間にもトレーニングを欠かさなかった。そして激しい戦いが出来るようにダイエットもしたんだ。撮影中に僕は常に体を調整していたんだよ!」と実践的な体づくりを徹底して行ったことを明かした。
そんなアクアマンとのバトルシーンについて、オーム役のパトリック・ウィルソンは、「ジェイソンとのバトルシーンはそれほど大変ではなかったよ。僕には2人の兄がいるんだけど、僕の身長は183cm で、2人の兄は、186cmと189cm。子供の頃僕は一番背が低かったから、いつも2人の兄を見上げていた。それでもケンカをよく吹っ掛けていたんだ!『背丈は関係ない、さーやろうぜ!』って感じだね(笑)」と幼少期の兄弟げんかを思い出しながら撮影に挑んだことを明らかにした。(リアルサウンド編集部)