2009年に高校の同級生で結成されたab initioは、新たなバンドブームを作ることを目的としたオーディション企画『BANDWARS』で初代グランプリに輝いた4人組バンド。今年7月に行なわれた『BANDWARS』の最終審査ではm.c.A・T、コモリタミノル、nao、山田孝之が審査員を務めた。
昨年11月にリリースされた1stシングル『歓喜』に続くシングルとなる『ミルクチョコレート』は、1月に10代から30代のLINEユーザー1000人を対象として行なったアンケートをもとにして歌詞を作成。「恋をしているときに経験したエピソード」「気になっている人とのプロフィールBGMにまつわるエピソード」を参考に、宮崎優人（Vo,Gt）が作詞・作曲を担当した。サウンドプロデュースは『歓喜』に続いてコモリタミノルが担当している。
■宮崎優人（ab initio）のコメント
今回は制作にあたり、LINEユーザー1,000人の方々の恋愛エピソードを拝見して、悲しい・嬉しい・怒り・喜び、たくさんの感情を知りました。
同時に、自分の経験や思考は同世代と通ずるものがあるなとも思いました。共感できるエピソードから想像を膨らませて、ストーリーを1から僕なりの言葉で書こうと思い、詞を書いていきました。
「ミルクチョコレート」というタイトルにしたのは、ほろ苦さメインではなく、甘さが引き立って欲しいというのがあるからです。
主人公が想いを寄せる相手の心情は、主人公の心情を通してしか見えてきません。そこは聞いてくれた方の感性で変わってくると思います。その辺の奥行きにこだわりました。体感してもらえたら嬉しいです。
