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検察局Facebook、故意に転倒し保険金詐欺を働いた男の映像を公開(米)

2019年02月07日 15:21  Techinsight Japan

Techinsight Japan

床に倒れたふりをする男の姿が監視カメラに(画像は『CNN 2019年2月1日付「Timber! Man charged with insurance fraud for ‘fake fall’ at work」(Middlesex County Prosecutor’s Office)』のスクリーンショット)
労災を装って保険金詐欺を働こうとする者は、監視カメラの存在を忘れてはならないと言えよう。このほど米ニュージャージー州で、職場で転倒して怪我をしたと偽り保険金を騙し取ろうとした男の映像が、検察局により公開された。

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ニュージャージー州ランドルフに住むアレクサンダー・ゴールデンスキー(57歳)は昨年9月1日から11月1日の間、業務委託契約を結び働いていたウッドブリッジ・カンパニーにあるカフェテリア内で、保険金搾取のために故意の犯行に及んだ。

ゴールデンスキーの自作自演の一部始終がカフェ内の監視カメラに捉えられており、このほど同州ミドルセックス郡検察局がFacebookにその映像を公開。ゴールデンスキーは誰もいないカフェ内で辺りを素早く見渡した後、氷を床に落とし、その氷を数秒踏みつけると、まるでその氷に偶然滑ってしまったかのように転倒した。映像では、ゆっくりとシンクに片手をつきながら転倒しているゴールデンスキーの姿があり、どうみても意図的行為でしかない。ゴールデンスキーはこの後、床に倒れたふりをして発見されるのを待っていたようだ。

やがて発見されたゴールデンスキーは、書類記入して虚偽の保険金請求手続きを行い、救急車で病院へ搬送され治療を受けた。しかしこれが自作自演であるとわかった今年1月、ゴールデンスキーは逮捕され、保険金詐欺罪と詐欺による窃盗罪で起訴された。

アンドリュー・C・キャリー検察官は、「不正請求は全ての人に負担をかけることからも、我々は労災保険を悪用し違法請求しようとする人々を積極的に訴追していきます」と述べている。



画像は『CNN 2019年2月1日付「Timber! Man charged with insurance fraud for ‘fake fall’ at work」(Middlesex County Prosecutor’s Office)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)