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出そろった2019年スーパーフォーミュラ参戦ドライバー。SF19初年度は7名が新規参戦

2019年02月07日 15:21  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラSF19テスト2回目での追走による空力チェックの様子
1月11日にホンダが、そして2月7日にトヨタが2019年のモータースポーツ活動計画について発表を行ったことで、2019年の全日本スーパーフォーミュラ選手権のドライバーラインアップが出そろうことになった。新シャシーSF19の初年度は、日本人ドライバー13名、外国人ドライバー7名、合計20台が参戦することになりそうだ。

 2018年は山本尚貴がニック・キャシディと激しい戦いの末にチャンピオンを獲得し、SF14シャシーでのラストイヤーを飾ったスーパーフォーミュラ。2019年は新シャシー投入により戦力図が一新することが予想され、このタイミングで参戦する新たな外国人ドライバーたちが一気に台頭する可能性もある。

 先に発表されたホンダHR-417Eエンジン使用チームでは、チャンピオン山本と福住仁嶺がDOCOMO TEAM DANDELION RACINGに移籍、野尻智紀がTEAM MUGENに移籍するなど大きな動きがあった。新規参戦も多い。

 ヨーロッパで研鑽を積んできた福住、そして牧野任祐、F1を視野に入れるダニエル・ティクトゥム、さらに全日本F3でも速さをみせたアレックス・パロウや速さに定評あるルーカス・アウアー、ハリソン・ニューウェイらがどんな戦いを展開するのか、ホンダエンジンチームはかなり予想がつかない。

 一方トヨタBiz-01F使用チームでは、そこまで大きな動きはないものの、キャシディや国本雄資が移籍。近年のスーパーフォーミュラで強さをみせる石浦宏明を中心に充実のドライバーラインアップとなっており、新シャシーとなる2019年も多くが上位で戦いそうだ。

 またトヨタ勢で注目なのが、2018年に圧倒的な成績で全日本F3選手権を制し、満を持してスーパーフォーミュラに参戦することになった坪井翔、そしてFIA-F2で速さをみせてきたアルテム・マルケロフのスーパーフォーミュラ参戦だ。

 マルケロフやティクトゥム、さらにアウアーやパロウといった、ヨーロッパでも実績を残してきたドライバーたちの参戦で、今季もスーパーフォーミュラは世界から注目を集めるレースになりそう。もちろん迎え撃つ日本人ドライバーたちも、彼らとの戦いのなかで、世界のモータースポーツシーンにおける“ポジション”を築くことができる。

 新時代を迎えるスーパーフォーミュラは、シャシー面でもドライバーの顔ぶれでも、見逃せないシーズンとなりそうだ。

2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権 ドライバーラインアップ
NoDriverTeamEngine1△山本尚貴DOCOMO TEAM DANDELION RACINGホンダHR-417E3山下健太KONDO RACINGトヨタBiz-01F4△国本雄資KONDO RACINGトヨタBiz-01F5△福住仁嶺DOCOMO TEAM DANDELION RACINGホンダHR-417E7□アルテム・マルケロフTEAM LEMANSトヨタBiz-01F8大嶋和也TEAM LEMANSトヨタBiz-01F15ダニエル・ティクトゥムTEAM MUGENホンダHR-417E16△野尻智紀TEAM MUGENホンダHR-417E17□トリスタン・ シャルパンティエREAL RACINGホンダHR-417E18小林可夢偉carrozzeria Team KCMGトヨタBiz-01F19関口雄飛TEAM IMPULトヨタBiz-01F20平川亮TEAM IMPULトヨタBiz-01F36中嶋一貴VANTELIN TEAM TOM'SトヨタBiz-01F37△ニック・キャシディVANTELIN TEAM TOM'SトヨタBiz-01F38石浦宏明JMS P.MU/CERUMO・INGINGトヨタBiz-01F39□坪井翔JMS P.MU/CERUMO・INGINGトヨタBiz-01F50□ルーカス・アウアーB-Max Racing teamホンダHR-417ETBA□ハリソン・ニューウェイB-Max Racing teamホンダHR-417E64□アレックス・パロウTCS NAKAJIMA RACINGホンダHR-417E65□牧野任祐TCS NAKAJIMA RACINGホンダHR-417E
△:移籍 □:新規参戦
※ドライバー一覧はホンダ、トヨタの発表より