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国立公園で送電鉄塔が倒れ、野生動物6頭が感電死(南ア)

2019年02月07日 13:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

貴重な野生動物が命を落とす(画像は『CGTN Africa 2019年1月30日付「Animals electrocuted at South Africa Park」(REUTERS/Siphiwe Sibeko)』のスクリーンショット)
南アフリカのクルーガー国立公園にて嵐のため送電鉄塔が倒れ、少なくとも6頭の動物が感電死したことが明らかになった。『News24』など複数のメディアが報じている。

1月25日、クルーガー国立公園南部は強大な嵐に見舞われた。大雨と強風の中、スククザ(Skukuza)キャンプ内では送電鉄塔が倒れ、キャンプ一帯で停電が発生した。

翌日、南アフリカの電力公社エスコム(Eskom)の技術者が設備の点検と復旧のため現場に派遣された。技術者は地面に送電線がむき出しになっているのを発見したが、同時にすぐ近くでサイの死骸を食べているライオンに遭遇した。

南アフリカ国立公園(SANParks)のスポークスマン、アイク・ファーフレさん(Ike Phaahle)によると、ライオンを追い払うために国立公園のレンジャーらが呼ばれたが、彼らはさらにキリン1頭、ハイエナ2頭、ライオン2頭の死骸を発見したという。どうやらサイとキリンが感電死したのち、死骸に近づいたライオンとハイエナが、落下したむき出しの電線に接触し命を落としたと見られている。

ちなみに感電死したサイの角は、密猟者から守るために切り落とされ、他の角同様にスククザキャンプの施設に保管されているそうだ。

画像は『CGTN Africa 2019年1月30日付「Animals electrocuted at South Africa Park」(REUTERS/Siphiwe Sibeko)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)