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松田翔太「人工呼吸はあの餃子の味がした」 『家売るオンナの逆襲』“ヨシオ”の純愛ストーリーに?

2019年02月07日 13:01  リアルサウンド

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 「私に売れない家はありません」。己の道を進み、数々のお客を落としてきた三軒家万智(北川景子)が『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)の第4話で大敗を喫した。留守堂(松田翔太)は一体何者なのか? 


 第5話では三軒家が営業所に戻るやいなや、パソコンのキーボードに「ルスドウケンジルスドウケンジルスドウケンジルスドウケンジ……」と怒涛に叩き込んだかと思うと、「しばらく有給休暇をいただきます」と席を立つ。同僚の社員たちは、三軒家が負けたことをよっぽど悔しがり、落ち込んでいるのではと思っている様子。だが、三軒家が有給休暇を使ってまで落ち込むような人間ではないことは、視聴者の誰もが知っている通りだろう。三軒家は、留守堂が何者であるのかを調べていたのだ。


【写真】屋代(仲村トオル)と食卓を囲む三軒家万智(北川景子)


 翌日、庭野(工藤阿須加)の元に三軒家とゆかりのあるお客が訪れた。新規の客・田部(柄本時生)は、三軒家の小学校の同級生で、当時、彼女は「マンチッチ」と呼ばれ、陽気な性格でクラスでは人気者だったというのだ。


 庭野と屋代(仲村トオル)は、三軒家を心配しながら、留守堂の素性を調べようと尾行するが、バレてしまう。留守堂と話しているうちに、「僕らは同級生」という言葉を耳にした2人は田部を訪ね、みどり町第一小学校のアルバムを見せてもらうことに。田部は「留守堂って名前は覚えていないな~」と言い、アルバムを見せながら2人に当時の三軒家のことを語り始める。卒アルの「ひょうきん者ランキング」の1位の欄には「マンチッチ」の名が刻まれ、田部の名前は「D&B(ドジでブサイク)ランキング」の2位に記されていた。


 三軒家が姿を消し、悩みが尽きない屋代は体調を崩して病院へ。すると薬局で「三瓶良雄さん」と呼ばれて薬をもらいにいく留守堂の姿を目撃する。「三瓶良雄」という名は、田部に見せてもらった卒アルの「D&B(ドジでブサイク)ランキング」の1位「ドジスケ(三瓶良雄)」と同じ名だったのだ。


 留守堂と彼を追いかけた屋代をみどり町第一小学校で待っていたのは、三軒家だった。三軒家は留守堂に「あなたはヨシオちゃんでしょ」と尋ねる。


 顔を変え、名前を変えた三瓶良雄。留守堂は、小学校当時を「チビでデブで貧乏で」と語り、「ドジスケ」というあだ名でイジメられていたこと、毎日家に餃子を届けてくれる人がいたと話し始める。その人物が誰かは分からなかったが、プールの授業で溺れた時にマンチッチが助けてくれた。「人工呼吸はあの餃子の味がしたんだ」。教室の床には、相合傘の下に「マンチッチ」と「ヨシオ」の名前が並べて彫られていた。


 高校2年、三軒家は両親を事故で亡くし、父親が抱えていた膨大な借金を返済するために家を売り、ホームレスとして公園で生活していた。公園で震えているマンチッチに良雄は「何か欲しいものはある?」と問いかけた。マンチッチが答えたのは「帰る家」。留守堂は「その言葉を聞いたから、僕は不動産屋になったんだ」と三軒家に伝える。


 小学校の頃から想いを寄せていたという留守堂の本心が明かされ、一気に純愛エピソード展開となった『家売るオンナの逆襲』。留守堂から「僕は今もあなたを愛しています」という告白を受けた三軒家の心はどんな動きを見せるだろうか。


(大和田茉椰)