フォード・パフォーマンスは2019年のVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーに投入する新型マスタング・スーパーカーを正式発表した。
オーストラリアで大きな支持を集めているツーリングカーシリーズのVASC。シリーズには、フォードやゼネラル・モーターズ傘下のホールデン、2018年限りでワークス活動を終了したニッサンのマシンなどが参戦している。
このうちフォードについては、シリーズに参戦するシェルVパワー・レーシング、ティックフォード・レーシングと共同で新型マスタング・スーパーカーを開発。すでに2018年12月には参戦の承認も得ているが、マシンが正式に披露されたのは今回が初めてだ。
公開されたマスタング・スーパーカーはフォード・パフォーマンスのワークスカラーとも言えるホワイトとブルーを基調としたデザインの1台。マシンサイドにはシンボルである馬が大きくあしらわれている。
2019年シーズン、このマスタング・スーパーカーは3チームに計6台が供給され、ホールデン・コモドアZBやニッサン・アルティマと戦うことになる。
「今日は歴史的な1日になるだろう」と語るのは、フォード・オーストリア/ニュージーランドのCEOを務めるカイ・ハート。
「(マスタング開発プロジェクトが)結実したことを目の当たりにするのは、関係者全員にとってエキサイティングであり、今日からマスタングの2019年シーズンが幕を開ける」
「マスタングはレーストラックには欠かせない存在であり、フォードで働くすべての人々、ブランドのファンにとっても待ち望んでいた瞬間だろう」
新型マスタング・スーパーカーのデビュー戦となる2019年のVASC第1戦は2月28~3月1日に行われるスーパーループ・アデレード500だ。