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インディカーとIMSA併催の第45回ロングビーチGP、アキュラが冠スポンサーに就任

2019年02月06日 18:41  AUTOSPORT web

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アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05がポールからスタートした2018IMSA第3戦ロングビーチ
ロングビーチグランプリ協会は2月5日、ホンダの北米向けラグジュアリーブランドのアキュラと、2019年から複数年に渡るタイトルスポンサー契約を結んだと発表した。

 2019年は4月12~14日にNTTインディカー・シリーズとIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの併催イベントとして行われるロングビーチグランプリは、アメリカ・カリフォルニア州のロングビーチ市街地を舞台とする伝統のストリートレースイベントだ。

 かつてはF1アメリカ西GPとして開かれたロングビーチグランプリは、F1の開催が終了した翌年の1984年からCARTシリーズの一戦に組み込まれ、同年からはトヨタがタイトルスポンサーとして大会を支援してきた。

 その後、開催シリーズがインディカー・シリーズへと変わるなかで、2013年に佐藤琢磨が日本人として初のインディカー優勝を達成し注目を集める。また、2018年には過去35年間に渡ってサポートを続けてきたトヨタが、同大会の冠スポンサーから撤退することが発表されていた。

 そんなロングビーチグランプリの新たなタイトルスポンサーに就任したのが、カリフォルニア州トーランスに本社を構えるアキュラだ。

 ホンダの高級ブランドであるアキュラは2018年からチーム・ペンスキーと提携して、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの最高峰DPiクラスに参戦。2台のアキュラARX-05を投じ、同年のロングビーチでチーム初のポールポジションを獲得したほか、デビューイヤーで1勝をマークしている。

 また、同シリーズのGTデイトナクラスでは、アキュラNSX GT3がマイヤー・シャンク・レーシングの下で2台が参戦しており、ペンスキーのアキュラDPiとあわせて2019年シーズンも引き続き同シリーズに参戦している。

「ロングビーチグランプリは北米の数あるモータースポーツイベントのなかでも南カリフォルニアを代表するイベントであり、アキュラブランドにとって本当の“ホームイベント”になる」と語るのはアキュラのジョン・イケダ副社長兼ゼネラルマネージャーだ。

「アキュラが『グランプリ・オブ・ロングビーチ』に関わることをうれしく思うと同時に、誇りに感じている。そして、我々はこのパートナーシップが長く成功することを楽しみにしているんだ」

 また、ロングビーチグランプリ協会のジム・ミカエリアン会長兼CEOは、アキュラとの提携が「グランプリの歴史における“新しい時代”の始まりを告げる」と述べた。

「アメリカ初のストリートレースとなった第1回大会を実施してから2019年で45年目を迎えるにあたり、我々はアキュラのようなプレミアム・ラグジュアリーブランドとの新しいパートナーシップに、熱意を持って参加することを楽しみにしているんだ」

「我々は今後数年間の間にともに『アキュラグランプリ・オブ・ロングビーチ』をよりよいものとし、その価値を引き上げるための新しい方法を探求していく」