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F1アゼルバイジャンGP、開催契約を3年間延長。2023年までのグランプリが決定

2019年02月06日 16:41  AUTOSPORT web

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第4戦アゼルバイジャンGP セバスチャン・ベッテル
F1アゼルバイジャンGPの主催者とF1は、既存のグランプリ開催契約を延長し、2023年までアゼルバイジャンGP開催がされることが決定した。

 アゼルバイジャンは、前F1最高責任者のバーニー・エクレストンと10年間のグランプリ開催契約を締結し、2016年に『ヨーロッパGP』の名前で初めてF1を開催した(2017年以降の名称はアゼルバイジャンGP)。しかし2018年にこの契約の解約条項が発動され、グランプリ開催は2020年で終了することになっていた。

 今回新たに契約が更新されたことで、少なくとも2020年以降も3年間はバクーでF1が開催されることが確実となった。

 F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、火曜日にバクーで行われたプレスイベントで声明を発表し、「本契約を更新し、アゼルバイジャンGPがFIA F1世界選手権のカレンダーに今後何年も残ることを喜ばしく思う」と述べた。

「短期間で、このレースはシーズンのなかでも最も人気のあるレースのひとつとなった。常に接戦と見応えのあるレースを生み出している」

「アゼルバイジャン共和国はF1の誰もを手厚く歓迎してくれ、美しい首都バクーは世界でも最も偉大なモーターレースショーの素晴らしい背景となっている」

 今回の発表は、2019年に発表された最初のレース開催契約だ。なお最近になって無事F1開催契約を延長した国としては、ベルギー、中国、ドイツ、日本、シンガポールがある。また、ベトナムでの新規開催についても契約が締結されている。

 アゼルバイジャンGPの主催者は以前、バクーで行われる市街地レースの将来について、開催コストの削減を検討していると語っていた。しかしアゼルバイジャンのスポーツおよび青少年担当大臣のアザド・ラヒモフは、F1との新契約が合意に至ったことで楽観的になっている。

「心躍るようなこの機会を念頭に置いていたので、我々の契約更新にはなんら問題はなかった」とラヒモフ氏は主張した。

「我々は少なくともあと5年、この素晴らしいスポーツに留まることができて嬉しく思っている」

「我々全員にとって非常に誇らしい日だ」

「この新たな契約では、我々のレースはファンに向けた催しものの増加と新規スポンサーとの交渉を通して、商業収入を最大化できる」

「この数年は、バクーの人々にとって夢が叶ったようなものだ。レースの週末が、ひとつのシンプルなアイデアから、F1の歴史でも最も劇的でエキサイティングなレースの週末に成長したのだ」