TOYOTA GAZOO Racingは2月5日、アメリカ、セブリング・インターナショナル・レースウェイで開催される2018/2019年WEC世界耐久選手権第6戦セブリングに向けた事前の走行テストを同地で実施した。
2012年にWECファミリーに加わったトヨタは同年のル・マン24時間から参戦を開始したため、開幕戦として行われたセブリングイベントを経験していない。そのため、チームはコンクリートとアスファルトの複合路面で構成され、“きわめてバンピー”なことで知られる同サーキットでの経験を積むことを目的に、3月14~16日の本戦を前に実地テストを行うこと示唆していた。
そのトヨタが5日、セブリングで単独テストを実施したとdailysportscar.com(DSC)が伝えている。
これによれば、専有走行を行ったのは8号車トヨタTS050ハイブリッドの1台のみで、ドライブを担当していたのはIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップでセブリングを走っている、マイク・コンウェイであったという。
また、今回のテストで記録されたタイムは、いずれも2018年3月に同地で行われたIMSA第2戦セブリング12時間の予選タイムよりも遅いものだった。
これについてトヨタは、後日実施する30時間耐久テスト以前に特定のアイテムの開発およびテストをしていたため、とDSCに説明したという。
なお、セブリングでは今週、LMP2クラスのジャッキー・チェン・DCレーシングやLM-GTEプロクラスを戦うAFコルセも、同様のテストを行うものと考えられている。