トップへ

ハミルトン、サーキットで受けた人種差別を明かす。「レースで見返せと、父が励ましてくれた」

2019年02月05日 17:01  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2018年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
これまでに5回のドライバーズタイトルを獲得しているメルセデスのルイス・ハミルトンは、レースキャリアの初期の頃に、人種差別を経験したことを明かした。

 人種差別は彼にとって、どれほど他人を見返すための要素になったのだろうか? ハミルトンは、「僕が思う以上に、それ(人種差別)は無意識に行われていた」と語った。

「サーキットで何度も差別を経験したことを覚えている。僕は泣いていた」

 そのハミルトンを励ましてくれたのは、父親のアンソニーだったという。

「僕の父は岩のように強い人で、いつもこう言っていた。『コースで見返してやれ。涙を拭いて、感情を見せるな』とね」

「彼は偉大な人物だ。僕の父は伝説だよ。僕が父にどれだけ大きな尊敬の気持ちを抱いているか、彼は気づいてないだろう。彼がいなければ、僕が今やっていることはできなかっただろう」