2月4日、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPはインドネシア・ジャカルタで2019年シーズンの体制発表を実施。合わせて、ニューカラーとなった2019年型ヤマハYZR-M1のスタジオショットも公開した。
2014年からヤマハのメインスポンサーを務めたスペインの大手通信業者モビスターとの契約が2018年で終了し、新たにアメリカの清涼飲料水メーカー、モンスターエナジーをメインスポンサーに迎えたヤマハ。チーム名もモンスターエナジー・ヤマハMotoGPに変わり、マシンカラーもメインスポンサーに合わて黒を基調としたデザインとなった。
2019年型YZR-M1のエンジンは2018年と同じくクロスプレーン(不等間隔燃焼)クランクシャフトを備えた水冷直列4気筒1000cc。2018年シーズンの後半戦ごろからヤマハはエンジンを直列からV型に変更するのではないかという噂が流れたが、V型に変わることはなかった。
YZR-M1の2019年型は、外観では2018年型と大きな違いは見当たらないが、ツインスパーフレームのサイドに小さなくぼみがあったりと、若干の変更点が見受けられる。
2018年型にもあったバレンティーノ・ロッシ機とマーベリック・ビニャーレス機のツインスパーフレームの違いも2018年型を引き継いでいるようだ。ビニャーレスのトップブリッジ固定部分のフレームサイドは流れている形状に対し、ロッシのフレームサイドにはくぼみが備わっている。
ちなみに、バレンティーノ・ロッシ機のタンク右下に貼られていた、『ろっしふみ』ステッカーはカラーリングが変わった2019年型にも貼られている。
2月6日からはマレーシア・セパンでMotoGPオフィシャルテストが3日間の予定でスタート。新たなカラーリングをまとった2019年型YZR-M1も走行を行う予定だ。