アレキサンダー・マックイーンのドキュメンタリー映画『マックイーン:モードの反逆児』が、4月5日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。
1969年にロンドンで生まれたリー・アレキサンダー・マックイーン。自身の名を冠したブランド「アレキサンダー・マックイーン」は、2011年にキャサリン妃が結婚式でドレスを着用するなどイギリスを代表するブランドの1つとして知られる。2010年に母親を亡くし、葬儀の前日である2月11日に自宅で亡くなっているところを家政婦に発見された。
『マックイーン:モードの反逆児』ではロンドンの労働者階級出身で貧しい暮らしを送っていた青年が23歳で失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビューし、27歳でジバンシィのデザイナーに抜擢されて世界で注目を集める一方、自身のブランドではデヴィッド・ボウイやレディー・ガガの衣装、ビョークのPV監督を手掛けるなど絶えずラブコールを受け、34歳で大英帝国勲章を受けるなど富と名声の絶頂期にいながら、40歳で自ら命を絶ったマックイーンの激動の人生を、友人や家族たちの独占インタビュー、掘り起こされたアーカイブなどを通して描く。音楽は友人でもあったマイケル・ナイマンが担当している。