ヤマハのファクトリーチーム、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPは2月4日、インドネシア・ジャカルタで2019年の体制発表会を開催。MotoGP2019年シーズンへ投入するヤマハYZR-M1をお披露目した。
2017年の第8戦オランダGPでの優勝以来、勝利から遠ざかっていたヤマハ。2018年シーズンは、バレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスのラインアップを継続して挑むも、走行初日と2日目でマシンのフィーリングが大きく変わってしまうという問題を抱え苦戦していた。
第15戦タイGPからYZR-M1に方向性の異なる仕様変更を施して以降は徐々に好転を始め、第17戦オーストラリアGPではビニャーレスが独走優勝を果たし、ヤマハに27戦ぶりの勝利をもたらした。
2019年シーズンもヤマハはロッシ、ビニャーレスのふたりで挑むが、2014年から5年間ヤマハのメインスポンサーを務めたスペインの大手通信業者モビスターとの契約が2018年で切れたため、2019年はチーム名が変更に。アメリカの清涼飲料水メーカー、モンスターエナジーを新たにメインスポンサーに迎え、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPとして2019年シーズンの最高峰クラスに挑む。
チーム名の変更に伴い、マシンカラーも大きく変わっている。YZR-M1は、これまで青をベースとしたカラーだったが、お披露目された2019年型YZR-M1は黒ベースに青いラインがデザインされ、フロントカウルとサイドカウルにはモンスターエナジーのロゴが掲げられている。
なお、ビニャーレスはこれままでゼッケン25を使用していたが、2019年シーズンからはゼッケンを12に変えてエントリー。2019年型YZR-M1には2019年に向けたオフィシャルテストで登場したデザインのゼッケン12が備わっている。