外出中に赤ちゃんの食事で困ったママは約9割！　“市販のベビーフード”の悩みは「コスト」がトップに

赤ちゃん連れで外出する際に、さまざまな事態に備えるママは多いのではないか。そんなママの頭を悩ませるシーンの1つが「食事」のようだ。先日実施された調査で、赤ちゃんとの外出中の食事で困った経験があるママはなんと9割にも及ぶことが判明した。外出時の赤ちゃんの食事事情はどのようなものなのか。

【この記事の他の写真を見る】

「赤ちゃんとのお出かけに関する調査」が、市販のベビーフードを食べさせたことがあり、0～2歳の子どもを育てている、または育てた経験がある20～40代女性219名を対象に行われた。

まず、赤ちゃんとよくお出かけする場所を調査してみると、「ショッピングセンター」（71.2％）が多く票を集める結果に。最近のショッピングセンターには、遊具やおもちゃなどがあるキッズスペースが併設されている施設もあり、人気のようだ。次いで「公園」（66.7％）、「親戚・知人の家」（36.1％）という結果に。では、その際の食事はというと「飲食店のメニューを一緒に食べる」がトップで61.2％、次に「市販のベビーフードを持っていく」（44.7％）、「外で購入したものを一緒に食べる」（33.8％）と続いた。


しかし、それで赤ちゃんの食事に問題がないかと言えばそうではないようだ。赤ちゃんとの外出中に食事で困った経験がある人は、「ある」（何度もある/ある/少しある）と回答した人が88.1％と、実に約9割ものママが困ったことがあるという事実が明らかに。具体的なエピソードとしては「食べさせるものがない」（32歳女性）、「子供がまだ大きな固まりを噛めない時に、飲食店のメニューで食べられるものがなくて困った」（37歳女性）と赤ちゃんが食べられるものが見つからないという意見が多く目立った。他にも「大人の分を取り分けて食べさせたい時に、小さな容器やスプーンなどがなかった」（49歳女性）、「飲食店に出かけた時、ご飯の持ち込みはお断りしてますと言われた」（32歳女性）、「出先で市販のベビーフードを食べさせようと思ったらスプーンを忘れて、電子レンジも設置されていなかった」（30歳女性）という体験談も寄せられた。


外出中に赤ちゃんの食事で悩むママは多いようだが、約半数のママが出かけるときに利用すると回答したのが「市販のベビーフード」だ。けれどもその市販のベビーフードにも「費用がかかる」ことがネックだと捉えるママが65.3％いた。1食であればそこまで費用がかからないが、利用回数が増えれば増えるほどコスト面が気になるママが多いようだ。そして「味付け」（33.3％）、「レパートリーが少ない」（31.5％）、「栄養バランス」（31.1％）を気にするママも3割ほどいた。


今回の調査を実施したアサヒグループ食品の和光堂「栄養マルシェ」は、カップに入ったベビーフードで、容器はそのまま食器として使えてスプーンも付いており、外出時に便利だという。レパートリーも、親が赤ちゃんに食べさせたい「野菜系のメニュー」から、赤ちゃんが好きな「肉のメニュー」までさまざまな種類が揃い、栄養バランスも分かりやすく表示されている。ママと赤ちゃんの双方が満足する市販のベビーフードが見つかれば、赤ちゃんとのお出かけが少し快適になるかもしれない。
（TechinsightJapan編集部　高沢みはる）