2月3日、ウェブ上で2019年シーズンの体制発表を行ったチーム・スズキ・エクスターが、体制発表と同時に2019年型スズキGSX-RRのスタジオショットを公開した。
2014年の最終戦バレンシアGPでデビューしたスズキのMotoGPマシン、GSX-RR。搭載するエンジンは水冷直列4気筒1000ccで、トップスピードは340km/h以上を記録する。
2019年型GSX-RRについて、河内健テクニカルマネージャーは次のようにコメントしている。
「2018年シーズン終了後、私達はパッケージとパフォーマンスを改善するために何が必要か明確な考えを持っていました。ライダーは我々にフィードバックやマシンの方向性を指示し、その効果を証明するパッケージを確定させました」
「(2019年型GSX-RRについては)新しいスペックのエンジン、シャシーを開発し、電子制御とフェアリングにもいくつかの改良を加えています」
マシンのスタジオショットから、2019年型GSX-RRはツインスパーフレームのエンジンマウント部分が直線ではなく、カーブを描く形になっていることが確認できる。
「バイクの乗り心地を良くすることが絶対条件です。そのため、全体的なバランスを犠牲にすることなく、バイクのあらゆる分野の改善に取り組んできました」
2月6日から2019年に入って初のオフィシャルテストがマレーシア・セパンでスタート。レギュラーライダーのアレックス・リンスとジョアン・ミルが2019年型GSX-RRを走らせる。セパンテストで2019年型がどのようなパフォーマンスを見せるのか気になるところだ。