映画『ゴッズ・オウン・カントリー』の出演者と監督のインタビュー映像が公開された。
2月2日から拡大公開される同作は、老いた祖母と病気の父に代わってヨークシャーにある牧場を1人で管理している青年ジョニーと、羊の出産シーズンに雇われた季節労働者のゲオルゲの恋愛を描いた作品。初めは衝突する2人だが、羊に優しく接するゲオルゲにジョニーは今まで感じたことのない恋愛感情を抱き、突き動かされていくというあらすじだ。
インタビュー映像には監督と脚本を務めたフランシス・リーをはじめ、ジョニー役のジョシュ・オコナー、ゲオルゲ役のアレック・セカレアヌ、ジョニーの父役のイアン・ハート、祖母役のジェマ・ジョーンズが登場。イアン・ハートは監督について「積極的に自分の意図を説明してくれました。おかげで迷いなく演じられた」、ジェマ・ジョーンズは「みんなが監督のために全力を尽くしました」と語っている。
フランシス・リー監督は制作に至った経緯に関して「私はずっとヨークシャー暮らしです。実家は農場を営んでいたので、この目で見て、感じた世界を描写したかったのです。映画の背景には必ず真実がなければなりません」とコメント。ヨークシャーで約6週間にわたって行なわれた撮影については「めまぐるしく変わる状況の中で撮影したことで作品のテーマに奥行きを出せたと思います」と振り返った。
アレック・セカレアヌは作品について「映画でも文学でも、同じ物語が何度も繰り返される。でもこの物語はアプローチが違う。ほかに類を見ない作品です」、ジョシュ・オコナーは「この映画が感動的なのは、恋愛が根底にあるからです」とコメント。リー監督は「主人公の姿に共感する人は多いでしょう。ひと目ぼれの経験者ならね」と述べている。