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TCS NAKAJIMA RACINGが2019年カラーリング発表。ハロを活用して“X”をデザイン

2019年01月30日 18:01  AUTOSPORT web

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TCS NAKAJIMA RACINGの2019年カラーリング。ハロを使って“X”を表現している。
全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するTCS NAKAJIMA RACINGをサポートするタタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は1月30日、2019年にSF19に採用されるカラーリングを発表した。今季はTCSの社内コンテストでカラーリングが決定された。

 2017年からNAKAJIMA RACINGのタイトルスポンサー兼テクノロジーパートナーに就いているTCSは、モータースポーツの活性化に加え、TCSがグローバルで蓄積したITの知見と技術力を活かしデジタル面で継続的なサポートをチームへ提供してきた。

 2019年に向けて、チームは牧野任祐とアレックス・パロウを起用しドライバーラインアップを一新することになったが、ふたりがドライブするマシンは、今季からスーパーフォーミュラの車両刷新にともない、ダラーラ製の新シャシーSF19が用いられる。

 そんなTCS NAKAJIMA RACINGの新カラーリングは、NAKAJIMA RACINGのチームカラーであるネイビーとホワイトに加え、TCSのコーポレートカラーである『タタ・ブルー』を基調としたものになった。ユニークなのは、コクピット前からマシン後方に向けて流れるタタ・ブルーのラインだ。

 今季からスーパーフォーミュラSF19にはドライバー頭部保護デバイスの“ハロ”が採用されたが、これをデザインに採り入れ、上面から見るとアルファベットの“X”を描くようにデザインされている。

 マシンのカラーリング案を起草し、コンテストの最優秀作品に選出された日本TCSエンタープライズ・アプリケーションサービス統括本部の岡田有史さんは、カラーリングの着想について「当社が顧客企業への支援として取り組む『DX:デジタルトランスフォーメーション(デジタル技術による企業の経営“変革”)』や『“未知(X)”の可能性』を想起させるモチーフとして『X』が象徴的でふさわしいと考え、サーキットを疾走するシーンでの観客席からの注目も意識し、ダイナミックに『X』をレイアウトしました」と語っている。

 また、チームを率いる中嶋悟監督は「SF19のデビューイヤーとなる今年、TCSとのパートナーシップも3年目を迎えます。初の試みとして、TCS社内公募で決定したカラーリングを携え、この2年間で築き上げてきた経験を結果に結び付けていく、大切な1年と認識しています」と語っている。

「若いふたりのドライバーと力を合わせて、優勝を目指して頑張っていきます」

 今季はSF初参戦となるふたり、そして真新しいカラーリングと、TCS NAKAJIMA RACINGにとってはフレッシュなSF19初年度となりそうだ。