トップへ

マルーン5とNFL、スーパーボウル開催前に5400万円の寄付を発表

2019年01月30日 17:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アダム・レヴィーン「バンドの長年の夢」だったスーパーボール出演の前に寄付を発表
今週末、全米が熱狂するアメリカンフットボールの優勝決定戦「スーパーボウル」が開催される。前半と後半の間のハーフタイムショーでは毎年人気アーティストがパフォーマンスを披露しているが、今年のメインパフォーマーを務める「マルーン5」がNFLとインタースコープ・レコードとともに50万ドル(約5400万円)の寄付することを発表した。

昨年9月に米人気バンド「マルーン5」がハーフタイムショーのパフォーマーを務めると噂されていたが、現地時間13日にマルーン5、トラヴィス・スコット、ビッグ・ボーイ(Big Boi)の出演が正式に発表された。

しかしパフォーマー選びは、難航していたもよう。2016年に「サンフランシスコ・49ers」元クォーターバックのコリン・キャパニックが国歌斉唱の際に起立を拒否し、両腕を組み片膝をついて人種差別や警察官の暴力に抗議したことで事実上追放されたスキャンダルが原因になっているからだ。そのため多くのアーティストはNFLと関わることを避けていると言われ、このことがあってトラヴィス・スコットはNFLとタッグを組み社会的正義をサポートする非営利団体「Dream Corps」に50万ドルの寄付を表明していた。

そして現地時間29日、メインパフォーマーのマルーン5がNFLとユニバーサルミュージックグループのレコードレーベル「インタースコープ・レコード(Interscope Records)」とタッグを組んで、危機的状況にある子供とそのメンター(指導者)となる成人ボランティアとのマッチングを行い支援する非営利団体「ビッグ・ブラザーズ・ビッグ・シスターズ・オブ・アメリカ(Big Brothers Big Sisters of America)」に50万ドルを寄付すると発表した。

マルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンは『PEOPLE.com』に「スーパーボウルで演奏することは僕たちバンドの長年の夢でした」「僕たちはこの機会を与えて頂けてNFLに感謝していますし、彼らとインタースコープ・レコードとともに『ビッグ・ブラザーズ・ビッグ・シスターズ・オブ・アメリカ』に寄付をさせて頂きました。国中の子供達に大きな影響を与えることができます」とコメントしている。

スーパーボウルのハーフタイムショーといえば昨年はジャスティン・ティンバーレイクが、2017年はレディー・ガガがパフォーマーを務めていた。今年の第53回スーパーボウルは現地時間2月3日、ジョージア州アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムにてニューイングランド・ペイトリオッツとロサンゼルス・ラムズが決勝に臨む。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)