フェラーリの元会長であるルカ・ディ・モンテゼモーロは、現地時間1月26日~27日に行われたデイトナ24時間レースで優勝を飾ったフェルナンド・アロンソを称え、「フェラーリでは最も折り合いをつけやすいドライバーとは言えなかったが、デイトナで優勝したことを賞賛するべきだ」と語った。
ウェイン・テイラー・レーシングからコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車を駆ってデイトナ24時間レースに臨んだアロンソは、夜間走行やウエットコンディションの中でその傑出した才能を発揮し、チームの勝利に貢献した。
レースウィーク明けの月曜日、モンテゼモーロは「(アロンソの優勝は)とても嬉しい。彼は本当に素晴らしいドライバーだ」と話した。
「チームプレイヤーとしてはよく苦労していたが、彼は(ミハエル)シューマッハーや(ニキ)ラウダのように、フェラーリではいつも最強のドライバーだった」
「マラネロでの彼との思い出もある。彼は難しい性格の持ち主だったが、常に全力を尽くしてくれた」
「2010年と2012年に、彼は最後までタイトルを争ったものの、最終的にチャンピオンを逃した。私はそのことを残念に思っている」
アロンソはフェラーリに在籍していた2010~2014年に11勝を挙げた。現在のところ、F1における彼の最後の優勝は2013年の第5戦スペインGPだ。