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バサースト12時間参戦の千代勝正、松田次生が意気込み。「勝利のために最善尽くす」

2019年01月29日 11:51  AUTOSPORT web

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2018マカオグランプリ・ FIA GTワールドカップに参戦したKCMGの35号車ニッサンGT-RニスモGT3
1月28日にIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジへのフル参戦を発表したKCMGは1月31~2月3日、オーストラリアで行われるリキモリ・バサースト12時間に挑む。同チームのニッサンGT-RニスモGT3をドライブする松田次生、千代勝正が意気込みを語った。

 KCMGは2018年、マカオグランプリ・FIA GTワールドカップやバーレーンで開催されたFIA GTネイションズカップにニッサンGT-RニスモGT3を投じて参戦。そして2019年シーズンは鈴鹿10時間耐久、世界三大耐久レースのひとつに数えられるトタル・スパ24時間といった全5ラウンドで構成されるIGTCに、ニッサンGT-Rの2台体制で挑戦する。

 オーストラリアのマウント・パノラマ・サーキットを舞台に争われるリキモリ・バサースト12時間はそのIGTCのオープニングイベントだ。

 同レース初参戦となるKCMGのドライバーラインアップは既報のとおり、2017年のバサーストで2位表彰台を獲得しているオリバー・ジャービスをはじめ、アレキサンドレ・インペラトーリ、初参戦となるエドアルド・リベラティという3名が18号車GT-Rのリストを埋める。

 また、僚友35号車GT-Rには2015年のバサーストウイナーである千代勝正とスーパーGT、フォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)王者の松田次生、地元オーストラリアのスタードライバーであるジョシュ・バードンが起用されている。

 この6名は1月10~12日に行われたドバイ24時間にKCMGから参戦しており、すでにお互いの連携は確認済み。各号車にバサースト初参戦のドライバーを抱えるものの、2015年以来となるニッサンGT-RニスモGT3のバサースト制覇、また2016年以来、3年ぶりのポディウムフィニッシュが期待される。

「ニッサンGT-Rと馴染みのあるKCMGのメンバーと一緒に、ふたたびバサーストに戻ることができて本当にうれしいです」と語るのは2015年に優勝を飾り、翌16年にも2位表彰台を獲得している千代。

「マウント・パノラマを走ること、オーストラリアの素晴らしいファンや友人たちに会えるのを楽しみにしています」

「レースでは(松田)次生選手とジョシュ(・バードン)、そしてチームのメンバーとともに勝利に向けて全力を尽くします」

 また、今回初めてオーストラリアを代表するビッグイベントに初挑戦することになった松田は「今週末迎える、僕にとって初めてのバサースト12時間を楽しみにしています」コメント。

「また、千代選手とジョシュという、バサーストをよく知るふたりと一緒にレースを戦うことができることにも興奮しますね」

「KCMGとはこのレースに先駆けて多くの仕事をともにしてきました。週末はチームの勝利を手助けするために最善を尽くしたいと思います」と意気込みを語っている。

 KCMGが初参戦する2019年IGTC開幕戦バサースト12時間は、2月1日(金)から走行がスタートし、2日(土)に最後のプラクティスと予選が行われる。決勝は3日(日)の夜明け前5時45分(日本時間3時45分)にスタートが切られる予定だ。