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アーティスト塩田千春、90年代の初期作品から最新作まで揃う過去最大の個展開催へ

2019年01月27日 13:03  Fashionsnap.com

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塩田千春 《不確かな旅》|2016年|鉄枠、赤毛糸|展示風景:「不確かな旅」 ブレイン|サザン(ベルリン)2016年|撮影:Christian Glaeser
アーティストの塩田千春が、過去最大規模となる個展「塩田千春展:魂がふるえる」を森美術館で6月20日から10月27日まで開催する。入館料は税込で一般1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子ども(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円。

 塩田は1972年大阪府生まれ、ベルリン在住。日本では2001年の第1回横浜トリエンナーレに出展した「皮膚からの記憶」で注目を集め、これまで国内外で250本以上の展覧会に参加し、近年では年間20本前後の展覧会に誘致されるなど国際的にも高い評価を得ている。2015年に第56回ベネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館代表として「掌の鍵」を展示。2016年には「グッチ(Gucci)」のアートプロジェクト「GUCCI 4 ROOMS」に起用された。
 今回の個展では、1990年代の初期作品をはじめ、塩田の作品で頻繁に使われるモチーフである舟を天井から吊るした作品「どこへ向かって」や、赤い糸を張り巡らせた空間に舟が配された作品「不確かな旅」などの代表的なインスタレーションなどを通して、塩田の20数年にわたる活動を網羅的に紹介。一昨年に癌の再発を告げられ、身体がばらばらになるような感覚に襲われた体験から、壊れた人形のパーツを集め鋳造した最新作も公開される。没入型インスタレーションでは、移動や旅を連想させる舟やトランク、沈黙を示唆する焼けたピアノなどを組み合わせるという。
■塩田千春展:魂がふるえる会期:2019年6月20日(木)~10月27日(日)場所:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階開館時間:10:00~22:00(火曜日のみ17:00まで)※入館は閉館時間の30分前まで※会期中無休入館料(税別):一般1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子ども(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円※本展チケットで展望台 東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)