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人気YouTuber水溜りボンド、海外に見つかる 「巨大チャーハン」画像がTIMEに掲載

2019年01月26日 13:12  リアルサウンド

リアルサウンド

 人気YouTuberコンビ・水溜りボンドのカンタが、巨大な中華鍋でチャーハンを作っている(ように見える)画像が海外で大きなバズを起こしているが、ついに米『TIME』誌ウェブ版にまで掲載された。


(参考:海外で大反響! 水溜りボンド・カンタが振る「巨大中華鍋&チャーハン」の正体は?) 


 1月25日、カンタは「海外の『TIME』に出ました。たぶんすごすぎることです。」とツイート。記事では、この写真はドッキリ動画の1シーンであり、精巧に作られた食品サンプルであることが語られ、多数のコラージュ画像が出回っていることも、例を挙げて伝えられている。


 既報の通り、元動画は19日に公開された「本気でチャーハン作るドッキリwwwwww」というもので、カンタは「購入すれば43万2000円」だという食品サンプル、その名も「GIGA WAVE」をレンタルし、相方のトミーを驚かせた。あまりにインパクトの強い画像が瞬く間に世界に拡散し、動画は26日現在、早くも600万再生を超えている。


 このフィーバーを受け、水溜りボンドは24日、「チャンネル名を変えます」と題した動画を公開。彼らはYouTubeのチャンネル登録者数が360万人を超える人気者だが、その数字は地道な毎日更新で積み上げられたもので、ブレイクのきっかけになるような代名詞的動画は、実はなかったと振り返る。それが今回、有志により外国語字幕がつけられたこともあって、アメリカやタイ、インドネシアなど、海外からの視聴者が殺到し、再生数を押し上げる結果となった。そこで二人は、海外版のコンビ名を検討。いったん「MTV Tokyo fried rice Guys」(※MTVは「水溜りボンド」)となったが、他にいいものがあれば随時変更していくとのことだ。


 水溜りボンドは、大学のお笑いサークルで出会ったカンタとトミーによるYouTuberコンビ。過激な動画に走ることなく、およそ4年間、コツコツと1日も欠かさず動画を投稿し続けており、“YouTube界のNHK”と言われるほどクリーンで企画力の高い二人組として、周囲のクリエイターからも一目置かれている存在だ。トークの面白さにも定評があるが、「3000℃に熱した鉄球を氷の上に置いてみた!」「スライムをレーザーカッターで切ってみた【史上初】」など、国が違っても気になる実験動画も多く、海外で拡散し得るポテンシャルは十分だ。


 日本のYouTuber、ゲーム実況者について、英語圏と比較して視聴者のパイが少なく、スケールしにくい、と語られることもあるが、海外にも多くのファンを抱える大食いYouTuber・木下ゆうかのように、有志による字幕とビジュアル映えする内容で、大きな広がりを生むこともある。今回のような「食品サンプル」という、日本ならではのアイテムを使った動画も、その好例だろう。世界を本格的に意識し始めた水溜りボンドの二人が今後、どんな動画を発信していくか、注目が集まるところだ。


(文=橋川良寛)