1月24日、ドルナスポーツは2017年5月にトレーニング中の交通事故でこの世を去った2006年のMotoGPチャンピオン、ニッキー・ヘイデンが愛用していたゼッケン69番が、永久欠番になることを発表。同時に、2019年MotoGP第3戦アメリカズGPで欠番のセレモニーが行われることも発表された。
ヘイデンは2003年にホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームから最高峰クラスにデビュー。そしてホンダRC211Vのラストイヤーとなった2006年にMotoGPチャンピオンに輝いた。
母国アメリカでレース活動を始めたころより、ヘイデンはゼッケン69番をつけたマシンを駆って戦っていた。
ゼッケン69が欠番になることに対し、ニッキーの父、アール・ヘイデン氏は「ニッキーにとって、オースティンでゼッケン69が欠番になることは大変名誉なことだ」と次のようにコメントしている。
「アメリカのレースで欠番となることは、ニッキーにとっては大きな意味がある。個人的には、これは大変特別なイベントとなるだろう」
「ゼッケン69は私が現役時代に使用し、ニッキーが常にゼッケン69をバイクに貼って走っていたことを誇りに思っていた。家族全員を代表して、困難な時期に私たちをサポートしてくれたこととともに、これほど特別にニッキーのことを称えてくれるドルナに感謝する」
昨年のアメリカズGPでは18コーナーを『ヘイデン・ヒル』と命名する決定がなされた。欠番のセレモニーが開催される第3戦アメリカズGPは、4月12日から開催される。