2017年からスーパーGT GT300クラスにベントレー・コンチネンタルGT3で参戦していたEIcars BENTLEYは1月25日、2018年をもってモータースポーツ活動を終了すると発表した。
EIcars BENTLEYは、愛知県を中心にフォルクスワーゲンやアウディ、BMW、さらにベントレー、ロールス・ロイスを扱う株式会社アイカーズが母体となって結成。2017年にスーパーGTでは初登場となるベントレー・コンチネンタルGT3を持ち込み、井出有治と阪口良平のコンビで2年間参戦した。
ブランパンGTシリーズやニュルブルクリンク24時間等で活躍したベントレーだけに、日本でもその活躍が期待された一台だったが、参戦当初からブレーキをはじめ日本、特殊なタイヤを使うスーパーGTへの対応に苦しみ、シーズン途中には本国イギリスからMスポーツのスタッフが駆けつけるなど、戦闘力アップが図られていた。
シーズン2年目も井出と阪口のコンビは継続され、第5戦富士にはファクトリードライバーのジュール・グーノンを招聘したり、Mスポーツのサポートも行われ、第5戦では13位に入ったが、これが2年間の最上位となった。
流麗なコンチネンタルGT3、ワークス譲りのカラーリング、さらに名古屋で活躍するアイドルグループ、OS☆Uをレースクイーン『EIgirls』として起用するなど、多くの話題を提供してきたEIcars BENTLEYだったが、25日、「アイカーズのレース活動は2018年を持って終了いたします。二年間応援して頂きありがとうございました!」と告知した。
2019年のGT300クラスは車種の増加も期待されているが、これで1車種が姿を消すことになってしまったのは残念なところ。近いうちの復活を待ちたい。