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WRC:オジエとローブ、モンテカルロ初日は対照的な結果。「タイヤのパフォーマンス差を過小評価」

2019年01月25日 15:01  AUTOSPORT web

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ラリー・モンテカルロ初日は対照的な結果に終わったセバスチャン・ローブ(左)とセバスチャン・オジエ(右)
2019年のWRC世界ラリー選手権に参戦しているセバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)とセバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)。このふたりのセバスチャンにとって新天地でのデビュー戦となった第1戦モンテカルロの競技初日はオジエが総合2番手、ローブが総合8番手と対照的な結果となった。

 2018年シーズンに6年連続のシリーズチャンピオンに輝いたオジエは、今季から古巣シトロエンへ復帰。過去2シーズンに渡り、苦戦を強いられてきたチームを復活させるべく、シトロエンC3 WRCを操る。

 ローブは、オジエが王者に輝くまで、シトロエンでWRC9連覇の偉業を成し遂げるなど“絶対王者”として君臨していたが、2012年を最後にフル参戦を終了。以降は別カテゴリーを主戦場としてきたが、この2019年からヒュンダイに移籍し、シーズン6戦に参戦するなどWRCでの活動を本格的に再開させる。

 ともに新チームでのデビュー戦となったラリー・モンテカルロの初日に行われたSS1~2は現地時間19時30分すぎからスタートするナイトステージとした行われた。

 とくにSS1は、スノーやアイスバーンが入り交じる難しいコンディションとなったが、オジエはSS1でステージ3位、SS2でステージ2位に食い込み、総合2番手で走行を終えた。

 競技開幕前のシェイクダウンでも速さを発揮していたオジエは「この難しい状況のなか、C3 WRCで戦う初のステージということを考えても結果には満足している」と言う。

「最初のステージ(SS1)は少し慎重に攻めすぎたかもしれないけど、実戦を戦うのが初めてのマシンで攻めた走りをするのは難しいものなんだ。この状況のなか、スタッド付きタイヤで走行したSS2では手堅いタイムを記録できたと思うよ」

「クレバーな戦い方でラリーをスタートさせられたと思う」

 その一方、ローブはSS1こそオジエに続く4位だったが、SS2はステージ8位と失速。トップから55.2秒遅れの総合8番手で走行を終えることとなった。

「かなりトリッキーなスタートだったが、ヒュンダイ陣営でのデビューとしてはまずまずの結果だろう」とローブ。

「ナイトセッションで雪や氷に直面するコンディションだったことを踏まえても、オープニンステージ(SS1)は悪くない結果だった。ただ、SS2ではベストなタイヤ選択ができておらず、それが結果に響いた」

「スリックタイヤとスノータイヤのパフォーマンス差を過小評価していたかもしれない。ただそれでも無事に乗り切ったし、これが一番重要なことだ」

「明日(の競技2日目)、我々の目標はスリックタイヤでの走行でいいリズムを掴み、ペースを上げることだ」