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有人飛行に近づいた! Blue Origin、10回目のロケット打ち上げテスト成功

2019年01月25日 10:42  Techable

Techable

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ジェフ・ベゾス氏の宇宙開発企業Blue Originは米国時間1月23日にテキサス州からNew Shepardロケットを打ち上げ、10回目のテストを成功させた。

これまで通り、ロケットは無事に意図された場所に帰還し、カプセルも回収された。予定している年末までの有人テスト飛行が現実味を帯びてきた。・10分15秒のミッションNew Shepardはテキサス州にある同社の施設から、現地時間午前10時5分に打ち上げられた。カプセルにはNASAの物資を搭載。NASAの実験を兼ねた打ち上げとしては今回が8回目だ。

前回同様、今回もロケットは宇宙との境目の部分に到達し(高度約106キロ)、打ち上げからロケットタッチダウンまでの全ミッッションは10分15秒だった。・カプセルも回収Blue Originはロケットの再利用を行なっていて、今回使用されたNew Shepardにとっては4回目のフライトとなり、計画通りランチパッドに帰還した。一方のカプセルも、パラシュートで地球に帰還し、回収された。

New Shepardは人が乗り込むことを前提に作られたロケットで、同社は年内の有人飛行を目指している。

Blue Originは「地球を守るために、将来人は宇宙に移り住む。その際、人を宇宙に運ぶのがBlue Originの役割」という壮大な構想を描いている。実際に有人テスト飛行が始まれば、宇宙への移住が夢物語でなくなるのかもしれない。

Blue Origin