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モードと抜け感を融合する「コーティー」が本格展開を開始、染色や加工企業とのコラボも

2019年01月24日 17:23  Fashionsnap.com

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2019年秋冬コレクション展示会の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
デザイナー糀泰佑が手掛ける「コーティー(KoH T)」が2019年秋冬シーズンの展示会で、山形県米沢市を拠点とする生地の縫製や加工を手掛ける米沢ファッションブランドなどと協業したコレクションを披露した。

 糀は1987年生まれ。杉野服飾大学卒業後にイギリスのノッティンガム・トレント大学でコレクション製作を学び、2012年の帰国後にコーティーを立ち上げた。コーティーでは厳選した素材を使って流行に捉われないスタイルを提案し、不定期にコレクションを発表している。
 2019年秋冬コレクションは「Landscape」をテーマに、世界の風景に着想したグラフィックやカラーを組み合わせたアイテムを用意。これまで明確なターゲット層を提示していなかったが、今シーズンから30代から40代の働く女性に向けて、モードでオーセンティックなスタイルに抜け感を加えたコーディネートを提案していく。素材には米沢ファッションブランドを中心に、染色加工を手掛ける東北整練やテキスタイル生産業者のワポー、縫製企業のアトリエ・フォンティーヌとコラボしたシルクやジャカード織りの生地などを使用した。ワンピースやブラウス、パンツ、ワンピースなど約35型を揃える。価格帯は6万円台~18万円台。
 糀は、アパレルブランドのブランディング事業や展示会プロデュースなどを手掛ける会社「上(かみ)」を運営しており、デザイン業と2軸で活動。コーティーでは今シーズンから継続的にコレクションを製作していく予定で、糀は「今回のコレクションで自分がやりたいと思っていたことと、それが実現できる企業や工場と一緒に仕事ができて嬉しく思う。クリエイションチームと協力して、より研ぎ澄まされたスタイルを提案することで本質的に良いと思えるコレクションを発表していきたい」とコメントした。