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ユニクロとスウェーデンオリンピック委員会が契約 自国のH&Mから切り替え

2019年01月24日 14:23  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

発表会で公開されたユニフォーム Image by: FASHIONSNAP.COM
「ユニクロ(UNIQLO)」とスウェーデンオリンピック委員会が1月24日、同国のオリンピック・パラリンピックチームのメインパートナー兼オフィシャル・クロージング・パートナー契約を締結したと発表した。

 今回の契約により、ユニクロは今後4年間にわたり2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会、2022年北京冬季オリンピック・パラリンピックを含む試合や競技において、同国の代表選手団と大会関係者にユニクロのアイテムを提供。開閉会式といった式典をはじめ、練習や試合、大会に関連するイベントなどで着用する衣類全般が対象となる。現在販売されているアイテムのほか、2019年後半から選手団専用に特別にデザインしたアイテムを提供を開始する。
 同日開催された記者発表会には、ファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長をはじめ、桑原尚郎グループ上席執行委員、スウェーデン・オリンピック委員会のピーター・レイネボCEOが登壇した。柳井社長は契約の背景について「スウェーデンに暮らす人々は生活に余裕があり、文明や文化も進んでいる。我々が模範とすべき国だと思う。こういった国と一緒に取り組むことは、新しいライフスタイルを作っていくことに通じると思った」と説明。スウェーデンでは、同国発のブランド「H&M」が2014年ソチオリンピック、2016年リオデジャネイロオリンピック、2018年の平昌オリンピック・パラリンピックで選手団のユニフォームを提供してきた。レイネボCEOはH&Mではなくユニクロを起用した点について質問が及ぶと、「製品の価値、品質に感銘を受け、新しいパートナーを探している時にはじめから候補の上位にあった。ユニクロとは同じ価値観や情熱を持っており、良い協力関係が築けると思った」とコメントした。