マクラーレンF1チームの関連会社であるマクラーレン・アプライド・テクノロジーズが、2050年のF1を予想し、マシン形状や搭載技術などのひとつの可能性を示した。
「我々マクラーレンは、常に前に進んでいる。明日へのソリューションを見出すべく、革新を常に考えているのだ」とマクラーレン・アプライド・テクノロジーズのモータースポーツディレクター、ロディ・バッソは語る。
「この数年、将来F1カーはどういうルックスになり、どういう機能を備えることになるのか、その可能性についてコンセプトと発想について考えられてきた。しかしここまで詳細なアイデアと洞察を未来のモータースポーツの実行可能なビジョンとして形にしたのは、これが初めてである」
「ここにはファンや大学生、マクラーレンのドライバーたち、そしてマクラーレン・アプライド・テクノロジーズの優秀なスタッフたちの意見が反映されている」
「2050年にファンの要求に応えるため、モータースポーツが技術の変化やスポーツエンターテインメントのトレンドにどう対応するのかの議論を活気づけることに、今回の企画が役立つことを願っている」
マクラーレンは、人工知能(AI)、電化、複合現実(MR)といった技術が日常にあふれている将来を想定し、マシンの設定などを考えた。
30年後のF1カーとして、マクラーレンは“MCLエクストリーム”の画像を制作。このマシンは最高速が500km/hに達し、後輪駆動、エレクトリック・パワートレイン、高密度エネルギー電池、アクティブエアロダイナミクス搭載といった特徴を持ち、ドライバーをサポートするAIのコドライバーが装備される。