レーシング・ポイントF1チームは、オンラインのスポーツ・ブックメーカーであるSportPesaと大型スポンサー契約を締結した。これにより、2019年シーズンにはピンクのカラーリングが変更されるかもしれない。
RaceFansに掲載されたディーター・レンケンの記事によれば、レーシング・ポイントは新たなパートナーとなるSportPesaとの間で2年間のタイトルスポンサー契約を結んだ。スポンサー料は2年間で1800万ドル(約19億7300億円)に上るという。
レーシング・ポイントは、2018年の夏に破産申請を行ったフォース・インディアの資産を、ランス・ストロールの父であり実業家のローレンス・ストロールが買い取ったことで誕生したチームだ。チームはSportPesaとの契約について、トロントモーターショーで2月13日(水)に行われる2019年シーズン体制発表会での公表を計画している。
レーシング・ポイントの有名なスポンサーとして、2017年から自社のトレードマークであるピンクをチームカラーにしてきたBWTグループが、今後チームとの契約を継続するのか、あるいは契約の範囲を変更するのかどうかについて、現時点では明確になっていない。
SportPesaはスポーツに関するブックメーカーのプラットフォームで、ケニア、タンザニア、南アフリカ、マン島、イギリスの各国と地域に事業を展開している。またSportpesaを保有し運営するケニアのPevans East Africa社にはケニア、ブルガリア、アメリカの株主が多く含まれている。
あくまで推測の域を出ない話ではあるが、ローレンス・ストロールとフラビオ・ブリアトーレの親交、そして元ベネトンF1およびルノーF1の代表としての華やかな経歴を持つブリアトーレのケニアとのつながりを考えれば、今回のスポンサー契約にブリアトーレが一役買っていたとしても驚きはないだろう(ブリアトーレは過去にケニアにリゾート施設を保有していた)。