1月23日、スペインのマドリードでMotoGPに参戦するレプソル・ホンダ・チームが2019年シーズンの体制発表を行い、ライダーのマルク・マルケスとホルヘ・ロレンソが登場するとともに、2019型のホンダRC213Vを公開した。
レプソル・ホンダ・チームはここ3年、インドネシアのジャカルタで発表を行っていたが、今回はエネルギー会社のレプソルの本社があるスペインのマドリードで体制発表を開催。また、レプソルとホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)のパートナーシップは2019年で25周年を迎えた。
2018年シーズンは、マルケスがMotoGP最高峰クラス5度目のチャンピオンに輝き、ダニ・ペドロサとともに、チーム、コンストラクターのタイトルも制して2年連続の3冠を達成した。2019年シーズンは継続参戦のマルケスと新たにチームに加わるロレンソというチャンピオン経験者ふたりのライダーラインアップでMotoGPを戦う。
この日行われた発表会ではレプソルのCEOであるアントニオ・ブルファウ、HRCディレクターの桑田哲宏氏らが登壇後、ライダーのマルケスとロレンソとともにレプソル・ホンダでチャンピオンを獲得したレジェンドライダーのミック・ドゥーハンとアレックス・クリビーレが登場した。
会場では2019年型RC213Vをお披露目するとともに、マルケスとロレンソが2019年シーズンへの意気込みを語った。
マルケスは「Moto2に参戦していた時からレプソル・ホンダに入るのが夢で、このチームの一員であることを嬉しく思う」と喜びを表す。
「オフシーズンは人生で最も退屈だった。バイクに触れることもなく、肩の回復後、シーズンが始まるのを楽しみにしている」と12月に手術した左肩の回復は順調のようだ。
2019年からレプソル・ホンダに加入したロレンソは「このチームの一員になれたことに興奮している。驚くべきことであり、ベストを尽くす準備はできている」と語った。
先日左手を手術し、セパンテストに参加しないことが発表されたが「ここで完璧な状態でいられればいいと思っているが、骨折した事実を受け入れなければならない。セパンテストにはいないが、カタールテストは参加するだろう」と復帰に向けてコメントした。
マルケス、ロレンソとスペイン人のふたりで挑む2019年シーズン。そのふたりのライダーによって、レプソル・ホンダ・チームのMotoGPマシン、ホンダRC213Vがお披露目された。