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ラミ・マレック アカデミー賞初ノミネート、喜びの瞬間を語る

2019年01月23日 19:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレック
日本でついに興行収入100億円を突破した映画『ボヘミアン・ラプソディ』。北米でも応援上映がスタートして、今もなお盛り上がりを見せている。現地時間22日には第91回アカデミー賞のノミネーションが発表されたが、同映画で「クイーン」の天才的なボーカル、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレック(37)が初ノミネートされ、ラミ本人が喜びの瞬間についてメディアに語った。

『ボヘミアン・ラプソディ』は「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの才能と葛藤を描いた伝記映画で、フレディを演じたラミ・マレックは今月6日の第76回ゴールデングローブ賞授賞式でドラマ部門の主演男優賞に輝いた。

そして現地時間22日には第91回アカデミー賞のノミネーションが発表され、『ボヘミアン・ラプソディ』は作品賞、主演男優賞、編集賞、音響編集賞、録音賞の5部門でノミネートされた。主演男優賞にノミネートされたラミ・マレックは、その喜ばしいノミネーションのニュースを聞いた場所について『Entertainment Weekly』にこのように明かした。

「今はパリで仕事をしているから、発表が今日だって気づかなかったよ。発表の瞬間がいつかって聞かないようにしているんだ。それで電話が鳴って、美しい雪の日でね。こんな日にノミネートされて、まるで魔法に包まれたようだったよ。こんなことが起きるなんて期待しないものだし、それは手の届かないような夢だけど、俳優だったら程度の差こそあれ、やはりノミネートされたいと思うはず。でもそれが自分の身に起こるとは考えもしなかったね。控えめに言っても、とても喜ばしい出来事だよ。」

とはいえ、ゴールデングローブ賞で主演男優賞を獲得すれば、アカデミー賞のノミネーションどころか受賞までもが期待される。ラミ・マレックはゴールデングローブ賞の受賞で、アカデミー賞ノミネーションの可能性を感じなかったのかと聞かれ、こう答えている。

「そこまで来ると考え始めるよね。俳優を仕事にできる人ってそんなにいないのに、そのうえでこんなふうに称賛されると、これは遥か遠い夢なんじゃないかって思うんだ。過去に賞をもらっていようが、いなかろうがね。だけど、ゴールデングローブ賞を受賞した後はノミネーションという夢に一歩近づいた気がする。それにしてもアカデミー賞ノミネート俳優って言葉を聞くと何か特別なものを感じるんだ。それは本当に衝撃的だし、僕が心から恐縮する瞬間だね。」

さらにアカデミー賞ノミネート俳優という肩書きは永遠に残ると言われると、「それは一生ついて回るね。アカデミーに感謝しているよ。僕が最高に選りすぐられたノミネートのひとりになったんだ。そして僕が素晴らしい演技をしたって認めてくれたんだから。この映画はとても上手くいったし、僕たちは作品賞にもノミネートされたんだ。この映画を本当に誇りに思う」と語っている。

アカデミー賞主演男優賞には他に『アリー/スター誕生』のブラッドリー・クーパー、『Vice(原題)』のクリスチャン・ベール、『At Eternity’s Gate(原題)』のウィレム・デフォー、『グリーンブック』のヴィゴ・モーテンセンがノミネートされた。ラミ・マレックの受賞はかなり期待されているが、2月24日の授賞式でオスカー像を手にすることはできるだろうか。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)