F1のレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは先週金曜日、フランスGPの会場であるポール・リカールを訪れ、数カ所の改修点を視察した。
2018年9月に開催されたボルドール24時間耐久ロードレースの後、新たに敷設されたコースの路面に問題が発覚し、ポール・リカールは5.8kmのコースの約60%の部分の再舗装を行った。
「新たな路面の質は申し分ないようだ。だから問題は収束したと考えている」とサーキットの代表を務めるステファン・クレールは、フランスの日刊紙『Var-Matin』に語った。
「具体的には、すべてのコーナーの再舗装を行なった。ストレート部分だけは元のままだ」
またポール・リカールでは、ピットへの進入エリアを変更予定で、エリアを最後から2番目のコーナーである14コーナー付近へ移設する作業中である。この変更は安全性の向上を図るほか、2019年のレースに見せ場を作るためのものでもある。
「該当エリアに位置するグランドスタンドのチケットを購入した観客たちが、出費を後悔することはないはずだ」
「彼らは最終セクターと、ピットレーン進入口における素晴らしい眺めを楽しむだろう」
F1カレンダーへの復帰が叶った2018年のフランスGPは、残念ながら酷い交通渋滞の問題のせいで台無しになった。というのも数千人の人々が、非実用的な裏道からサーキットへ向かうことに苦労し、猛烈な暑さのなかで足止めされたのだ。
フランスGPの主催者は、2019年のレースのために会場への新たな道路を建設することはないとすでに語っているが、アクセスを改善するために、6月に一時的な対策がとられるという。
2019年のフランスGPは6月21~23日にポール・リカールで開催される。